きっかけ
エリートに負けない仕事術 ~超ブラック企業の元OLが、世界一の外資系企業で活躍するまで大切にしてきた「仕事のキホン」~
- 作者: ずんずん
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2016/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なんとなく書店を回っていた時、目に止まってパラパラ見てたら、よく見る自己啓発系より毒が強くて買ってしまった。
とはいえ、自己啓発に変わりはない。
洗脳されないように読むように気をつけないと、意識高い系になってしまうからな!
内容
どんな会社でも評価される「コミュニケーション術」
(コミュニケーションって言葉嫌い。何がいいたいのか分からない!人によって差が大きいし、使うべきではないと思う)
コミュニケーション
- 質問力
- 判断力
誰に聞くべきか判断して、どういう質問をするのか考えるのがコミュニケーション? (誰に聞くべきか判断するのは重要。考えなしに誰でもいいから聞くのは会話が成り立つまで時間がかかるしな)
質問力を高めるには?
相手の意見を理解する必要がある。
相手の話の分類
- 知っていること
- 知らないこと → 知らないまましてしまいがち
- 本筋とは関係ないと思うこと → 実は重要なことがある
理解せずに進む(2,3がある状態)だと、質問の方向が違ってくる → 相手の立場になりきることが重要
(あながち学校の先生が言う「相手の気持ちになって〜」は、間違ってなかったと思った)
相手の言うことが変わる。
関心事・ニーズが変わった。
(イラッとすることがあるかもだけど、変えてやったと思って良しとするしかない・・・)
何事も言葉の裏を読むことが肝心。
必ず1回で理解する
複数回聞く → 理解力が低いと思われる
※メモを取れと言われるのは、コレを防ぐため。
理解して同意を取る。同意の取り方も先を見据えた質問で確認すると良
10%ぐらいの悪さでも謝る
自分を守るために必須。頭を下げるだけでいいなら安い。
悪く無いと意地を張って張り合ってもメリットはない。
言葉の裏を察する
人=事実を伝えると怒る
(女の人が太っても、「太った?」って聞いちゃダメなのと一緒)
裏を読まずに行動して失敗する → 言った言わない戦争の勃発
どちらかが折れるまで続くので、なるべく避ける。
ことを荒げないように間接的会話を意識して行動する。
ミスは準備してから伝える
事件 → 隠すほど厄介になる。
隠すとそれが小さな火種になり、やがて大火事になる。
報告する際は、事実だけ伝えると怒るので、発生理由・対処・再発防止をセットで報告する。
知らなかった・聞いてなかったは、言っちゃダメ!!!
許されるのは、若くて可愛い女の子だけ!!
(桜井日奈子のことかーッ!!!)
桜井日奈子と環奈様ぐらいですね、自分が許せるのは。
芸能界で汚れてない感じがするのは、この二人だけ
自分で「すり合わせ」をする
上司は理不尽。
自分で考えろ→考えて行動した結果→なぜ勝手に判断した のコンボ攻撃を受ける。(理不尽束縛コンボ!)
判断ポイントをミスしたので、素直に自戒して謝るのが吉。
(俺だったら絶対許さない日記に記録して、立場逆転したら相撲部屋的な意味でかわいがってやるけどね!)
相手にとって「得」な提案をする
言われたことしかしない人→歯車になれるけど、苦痛がパない。
いかに自分の意見を採用したほうが「得」であると思わせるかが重要。
そうすることができれば、自分の思い通りに動かせる。
超エリートにも差をつける
ひとりの人間として見る
上司 → ただのおっさん
理想を捨てて交流する。
あいさつは堂々と
怯え→伝播する
堂々としていれば、相手も快く思うはず。
不信感を与えることは、何をするうえでも足枷になるので、やめる。
人生の愚痴を聞く
お局様→ないがしろにすると後ろから刺される。孤独で可哀想な存在なので、気をつける。
陳腐なお世辞は見透かされるので、真摯に向き合うことが重要。
味方に付けておくと、後々利用価値がある。
ゴシップ系の話がだ〜い好き。人の不幸は蜜の味だと思っている?
母の愛で包み込む
仕事ができない人 → 諦めが早い人
経験と判断で中途半端なことをして怒られるくらいなら、何もしないことを選ぶ。
話しやすい環境を作ってあげることで、回避できるようになる。
こまめに失敗させる
優秀な後輩→生意気なもの
従わせるには以下の方法しかない。
- 力を魅せる → 恨みを買うかも。力関係が逆転したら刺される。下手にプライドをおる行為は厳禁。
- 恩を着せる → わざと失敗させ、助けて恩を着せる。ただし、大惨事にならないように注意が必要。
理解に徹しながら仕切る
会議 → 乱発するものではない(同意。人と話したくない!)
会議は、開いても解決しないことが多い。
会議の主催者に必要な能力
- 聞き手になること
- 話を理解して全員に共有すること
- 集団の合意点を探る子と
意見の通し合いが、会議ではない。
やりがちなダメパターンを抑える。
会議でダメな人のパターン
- 黙秘くん
会議が終わってから発言する奴。そういう奴は会議中に指名して発言させる。 - イメージちゃん
発言が曖昧な内容になる人。質問する側に能力が求められる厄介なパターン。 - 批判ちゃん
批判が議論だと思っている奴。対案を提案させるしかない!
時間泥棒なので、排除して効率よく会議する。
煮詰まったら、次の会議への方向性を決める方向にシフトする。
(あら、ダメパターン全てに心当たりが・・・)
全員の好みを抑える
仕事→意外と好き嫌いを優先しがち
好みを知っていないと、物事の推進に支障をきたす。
(たとえば、独身男性には女性に意見を言わせて、反論しにくくするとか。実際、効果ばつぐんで困る。)
シンプルで無駄のない「作業の進め方」
メモとマニュアルに頼る。
記憶は、絶対ではない。
時間の経過とともに、自分に都合のいい解釈が入る。
メモやマニュアルを頼って、やり方を覚えるのは重要
自身がつく「メンタルとフィジカルの鍛え方」
人に期待しないようにする
期待し過ぎは良くない。失敗した時の反動がデカイ。
- オフィス:感情は極力抑える。
- 怒り:期待の高さは、失敗すると怒りに変わる。稚拙な怒りを避けるためにも過度な期待は厳禁
- 落込み:次の行動が取りづらく、改善しにくくなる。負のスパイラルに入りやすい
「完璧主義すぎる自分」を意識してみる
完璧主義=理想主義
悪い方向に傾くと、負のスパイラルに突入し、非常に厄介。
高すぎる目標をやめて、失敗しても落ち込まずにやれるところからやり続ける。
成功すると、また高い目標に変えるので、要注意。
とりあえず、すぐやる
自信がない人=周囲の評価が気になる人
失敗することよりも、失敗をして周囲にダメ人間の烙印を押されることを恐れている人が大多数
(自分もそうです。。。)
そのため、成功の積み重ねは、自信にならないことが多い。
なので、やりたいと思った時に動かないと、新しいことへの恐怖心で、後々動けなくなる。
会社だけに頼らない
勉強前の嫌な気持ちと戦う
勉強=強制 → やりたくない
挑戦できる環境に身を置き、継続させる。
社会人は、学生ほど時間がとれないので、効率と圧倒的な積み重ねで対処するしかない。
(学生とは違うのだよ、学生とはー!)
日常の15分をたくさん見つける
スキマ時間を有効活用する(サンタナ?)
スキマ時間で差をつける。
学ぶ目的をハッキリさせる
学習には、プラスアルファがないと長続きしない。
「できればいいな」は、100%上達しない
ロールモデルを社外から探す
なりたい人を見つけて、知識・経験として何を持っているか調べる→キャリアパスが見つけられる
(社内の人間でなりたい奴なんて居ねー)
感想
全体的に、ブラックなとこが他の自己啓発より多い気がした。
結局のところ、人間関係大切って印象しかない。
働きやすい環境を作って、そこで成果を出すことが重要だと思った。
納得できることもあったけど、疑問に思うことも多々あった。
「こういう考え方もあるよ~」くらいな気持ちで読むことを薦める。