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【書評】Being Geek

Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略

Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略

目次

  • 第1部 キャリアの形成
  • 第2部 マネージメント
  • 第3部 日々の仕事に必要なスキル
  • 第4部 変化

読書日

2016.03.22

感想

いつもの内容まとめ。
個人の意見もメモってるので、書いてないことも書いてある。

第1部 キャリアの形成

キャリアのための行動

システム思考

ギークな人とは、世界を明確に区別できる信条を持っている人。
システム思考を絶対と考える。
通用しないときは、もろい物ができあがる。
特に人間は、システム思考に当てはまらない要素を多く含んでいる。

キャリアの青写真

キャリア > 目の前の仕事
今していること、これからすべきことを考えることは重要。
キャリアは、人事・上司の評価で充実するものではない。
ゴールを決めることで、道中にある決断をしやすくする。

大切なことは3つ

なぜか分からないが、「3」には力がある。
経済は、社会・共産・資本。勉強は、やる気・根気・暗記。
キャリアも同じく3つ。
方向性、成長、成果。

成長

成長するには、戦略が必要。
なんでも勉強するのは、時間がかかりすぎる。
また、成長しない人は、死でいるも同然である。

死んでいないかは、下記の内容をチェックする。

  • 失敗を経験したか?
  • 意義を唱える人がいるか?
  • 学びの内容を説明できるか?

失敗から学び、恐れないことが成長することになる。

成果

他人からの評価を高めるには、有言実行しかない。
ただ、有言実行は難しい。
頼まれたことを、相手が認めるまでやりきる必要がある。
または、できないことには「No」を言う。
安易な「Yes」は、信頼を得られないだけでなく、疲弊する。
いわゆるデスマーチが起こる。

Noを言う場合は、Noといったときの評価の低下と、Yesを言ってできなかったときの評価の低下を、天秤にかける。

複雑なことを簡単に

成長は、今日が昨日の繰り返しになってはいけない。
成長の判断基準は、知識。
以下に工夫して新しいものができるかが重要。
知識を使いこなせるかが、大事。
クイズ番組は、知識を使いこなせてない人の集まりな感じ。
なぜそんなに分かるのに、それを使えないのか考えると、大した人ではないのだと感じる。
教授もそういう人が多い印象。
論文述べるのはいいけど、現場適用はあなた達が考えてくださいって姿勢に、ものすごく苛立ちがある。

転職にあたって考えるべきこと

会社が嫌いという理由では、転職するのに十分な理由ではない。
怒りは、まともな物事を考えられなくなる。
冷静なときに、出した答えが転職かどうか、よく考える。

面接での答え方

質問の種類

  1. 背景を尋ねるもの
  2. 問題解決能力
  3. 自由回答

いづれにせよ、質問の意図を正しく理解することが大切。
とりあえずしゃべるは、悪手。
いい加減なことをいうより、「わかりません」の方がいい。

自分という人間を知らせる

質問の意図が分かって、答えが出ているなら、話すだけ。
その場合、簡潔に述べなければいけない。

面接官のボタン

面接とは、相手の情報を引き出す儀式。
面接官の情報も引き出す。

面接を担当するのは誰か

構造化された面接であれば、面接準備済みで、目的に沿って進む。
流れを読んで、質問の兆候を予測し、何を欲しているのか理解する。
構造化されてない面接の場合、面接官が準備不足。
面接が長くなりやすいが、その分、相手の情報を得られるので、攻略方法も発見しやすい。

第2部 マネージメント

企業文化

知るには、人と話すしかない。
文化は、人が作るもので、人を理解できなければ、文化を知ることはできない。
会社の文化は、行動の結果できていることが多い。
会社の核になっている可能性が高いので、常に注意している必要がある。
キャリアの形成にも影響してくる。
転職=キャリアではない。
転職する理由が、キャリアアップって言っている人は、だいたいおかしい。
形成するキャリアの方向性が合わなかったなら分かる。

第3部 日々の仕事に必要なスキル

ナードハンドブック

ナードとは、日本でいうところのオタクに近い。
何かに熱中して、物事に精通している人間。

マネジメントのシステム

マネージャとは、他人に干渉されながら仕事する人。
扱うものが、ビットから人に変わる。
やるべきことは、戦略的に考えて忘れること。
意図的に忘れても、問題が起きないような仕組みを作ることが仕事。

タスク管理は、大まかに把握しておく。
維持に手間をかけすぎない。

プレゼンテーション

ダメなプレゼン

  • スライドが多い。(MSの寺○さんかな?)
  • 文字が多い(海外エンジニアに多い。漢字があるって、こういうときに役立つ)
  • 1スライドに条法が多い

良いプレゼンをするには

絶え間ない練習と、機転の良さ。
失敗は、よくあること。
複数の目を持った人と話して、可能な限り一般論に近づける。
沈黙を意図的に入れて、内容に区切りを入れる。
沈黙を恐れていると、早口になって何も分からないってことがよくある。

第4部 変化

査定

  • 業績の良し悪しより、仕事内容を焦点にする
  • 議論であり交渉である
  • 予想外なら、一旦冷静に考える

評価よりも中身を重視する。
期待されていることと、それが実際にできているかを見る。

マネージャとコミュニケーション

マネージャになるパターン

  • 意志をもってなる
  • 小さな選択の結果、なってしまった
  • 命令でなった

すべてリスタート

エンジニアとして培ったスキルは、あまり通用しない。
今までと違うスキルが必要になる。
ミーティングの増加、抽象化のフィルタリング、変化球への対応。。。

空白

重要な人の退社

膨大な知識と技術を持っている人の場合、いれば安心だけど、実際はいなくても問題ない。
正答なのか判断しにくくなる。
不測の事態が、発生したときに問題になる。
それを乗り切れれば、後人が育ってくる。

権力・影響力が強い人の場合、文化が変わるだけ。

情報痛が辞めた場合、情報伝達が悪くなる。

全体感想

ギークになりたきゃ、戦略持って物事を学んでいくしかないってのが、読んだ感想。
何も考えずに仕事をこなしているだけでは、ギークにはなれないと感じた。
※この本だけから学んだわけではないが。。。

あと、ギークになろうと思ったら、組織にいると意外と障害があるのではないかとも思った。
それを避けて、楽してやりたいことをやるためにも、組織的な役割と問題の回避方法を知っておいて損はないだろうとも感じた。