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【書評】頭のいい説明「すぐてきる」コツ

目次

  1. 「わかりやすい説明」は結論から始まる
  2. 頭がいい人は例外なく「説明が短い!」
  3. できる人は「箇条書き」で説明する
  4. 「いい言葉」が「いい人間関係」を生む
  5. 信頼される人は「本気の伝え方」がうまい

感想

呼んで解釈した内容も記載しているので、本には書いてないことも書いてある。

「わかりやすい説明」は結論から始まる

説明の目的とは、仕事で結果を出すこと
※シーンによって説明の目的は多種多様なので、ここでいう説明は仕事でのこと。

説明の効果

  1. 伝える
  2. 伝わる
  3. 結果が出る

結果が出るまで持っていくのが、説明に必要なこと。

説明の順番

聞き手が聞きやすい順に説明する。
つまり、大きな情報→小さな情報の順に説明する。

大きな情報は、相手が知りたいことを察知してやる必要がある。
相手の欲しい情報を返答してあげるのが、説明の基本。

話の種類を伝える

途中から聞く→理解に時間がかかる。
聞き手が、どんな話をするか知っていると理解度が違う。
どういう話をするかは、伝える努力をする。

聞き手との歩調を合わす

いきなり話をすすめる→聞き手の頭に「なぜ?」が残って時間だけがすぎる。
本題に入る前の下準備は、気をつけてないと台無しになるので、話に入る前には力を入れる。
※本題が台無しにならない程度で!

事実として何が起こったのか聞く

出来事の正確な把握は、客観的な情報が必要。
感情的な情報と区別して聞く。

主役となるのは、客観的な情報。

頭の良い説明の基本

  1. 客観的情報の説明
  2. 解釈の説明

解釈は、人によって内容が変わる。

人間は、感情の動物。正論だけでは動かない。(ホリエモンの説明聞いても、行動を起こすのは少数なのを考えれば、納得してもらえるハズ。あと、正論でないものはもっと動かない。)
説明というのは、正論を述べたものになる。
人を動かすには、説明+お願いで行動を促進させ、結果を出させるのが、いい説明。

説明の効果的流れ

  1. 聞き手に心の準備をさせる
  2. 客観的な出来事を伝える
  3. 自分の解釈を述べる
  4. お願い

明確な結論を持ってから説明する。
結論に至る前に、経験をもとにした手順を紹介する。

頭がいい人は例外なく「説明が短い!」

情報量を増やす→混乱するだけ
説明ベタの考えなので、不要な情報は、極力減らす。

頭のいい説明とは、不必要な情報が少ない。
必要な情報とは、聞き手が聞きたいと思っている情報。
説明する時な、重要との高い情報+補足程度に止めておく。
アレもコレもは、聞き手に不可がかかりすぎる。

サウンド・バイトを意識する。
サウンド・バイトとは、ワンフレーズの短い文章。
キャッチフレーズみたいなもの。記憶に残りやすく、イメージを伝えやすい。

説明する人:内容を理解してもらうため、多くの言葉で丁寧に話す
説明を聞く人:簡潔にまとまった話が聞きたい
説明する人と聞く人には、ギャップが生じやすい。
説明する人は、常に聞く人の立場に立って説明しなければいけない。

ポイントメールの基本

文章構成

  1. リマインド言葉
    何の話か思い出させる
  2. 現在地
    現在の状況説明
  3. 方向性
    今後の予定

過去→現在→未来 でまとめると自然なストーリーになりやすく、伝わりやすい。

聞き手への質問方法

  • オープン・クエッション
    回答を考えてもらう
  • クローズド・クエッション
    限定した選択肢から回答を選んでもらう

質問される側(聞き手)は、クローズド・クエッションの方が楽。
なので、説明する側は、相手のニーズを予測してある程度回答を持っていって説明する必要がある。

できる人は「箇条書き」で説明する

説明とは、目の前にいる人だけが対象ではない。
第三者が、後で見返すこともある。
相手に的確にメモしてもらう説明をすることも重要。

ノウハウ

  1. 自分のメモを相手に使わせる
  2. 自分の言葉を相手にメモさせる

視覚的に見せる方法

  • 数字・固有名詞といった重要ワードは目立たせる。
    ただし、必要最低限で。
  • 説明にはタイトルをつける

「いい言葉」が「いい人間関係」を生む

説明で結果を出す→信頼関係を構築して行動してもらうこと

信頼を得るコツ

  • 相手への気配り
  • 継続的な接点を作り続ける

親身になってくれる人の意見を取り入れるのは、人間の性。
説明する時は、協力的な気持ちを持って望む。
ディスりから入ると、結果まで持っていくのは難しい。

信頼されるための重要な要因

言葉を明確に

発声による問題は、なるべく回避。
日本語は、末尾で意味が決まるので、ハッキリとした物言いで言うことが大切。

アイコンタクト

最初だけでなく、最後にもする。
アイコンタクトできないのは、不信感につながりやすい。

逆説後は控える

厨二心を相手に押し付けてはいけない。
ネガティブになり、行動が起こしづらくなる。→ネガティブ・エフェクト
ネガティブ・エフェクトって言葉の響き、カッコイイ!
カッコイイだけで、利用価値皆無なので、注意

ただし、ポジティブになるための逆説後は、使って良し。

信頼される人は「本気の伝え方」がうまい

人が協力したくなる時

  • 応援
  • 恩返し
  • 利用する

相手に行動を起こさせるために、必要になる。

自分の本気を伝える

本気の度合いを相手に見せることは、オリジナリティに直結する。
努力や一生懸命は、やって当然なので、+αの要素を追加しないとダメ。

本気の方向が間違っていると、大抵バカにされるので、注意。
厨二や、意識高い系は、コレに当たると思われる。

相手と接着剤になるネタの上手な見つけ方

共通の話題を作ることは、一緒の時間を共有している感覚になる。

共通項の見つけ方

  • 例え話
  • おもしろかったこと
  • 週末の過ごし方

全体感想

振り返ると、事実と意見をわけて説明することが重要なことに思える。
説明を聞く時は、事実がなんなのか注意する必要がある。
説明する側は、事実と意見を明確に分ける。
厄介なのは、事実に意見を混ぜてくる輩が多いこと。
新聞やニューズを一つ見ただけで満足するが、かなり危険だと感じるようになったのは、事実と意見を区別できるようになったからかもしれない。
多読は、やっぱり重要。
説明する側もされる側も、事実と意見を意識することの大切さを感じた。

やはり、説明はシンプル化が重要。
物事すべてにおいて、シンプルな方が、人間にはわかりやすい。
結論として、この本では、シンプルがコツだよってことでいいのだろうな。
ソフトウェア開発も一緒。
仕様書も、相手への説明になる。
理科系文章の書き方が、仕事でとても大切。
コレを読んでいた時期は、下記の本も読んでいて、文章術の参考になった。
一度目を通してもらえればと。

suzaku-tec.hatenadiary.jp