まとめも
GAFA - 世界を作り変えた四騎士
Google、Apple、Facebook、Amazom以外のテック企業は、存在感を失いつつある。
育っても、四騎士に買収されるのが関の山。
四騎士に対抗できるのは、四騎士だけという状態。
メモ:国レベルで保護されないと、対抗企業は作れないだろうな。中国が可能性としてあるけど、同等にはなっても、上位の企業は出せないと思う。なぜなら、パクるしか能がないから。
アマゾン - 1兆ドルに最も近い巨人
アマゾンの特徴は、より多くのものを楽に集めようとする狩猟本能への訴えかけ。
資本を食う店舗を持たないため、倉庫の自動化に投資し、パートナーを増やしていった。
小売店がアマゾンの脅威に気づく頃には、アマゾンが巨大になっていた。
アマゾンが勝者になり、それ以外はすべて敗者の状態。
資金が大量にあるため、多少、投資に失敗しても、株価が下落しない。
また、投資戦略がはっきりしている。投資が無駄と分かったときは、きっぱり辞めることができることが成長を加速させている。
リスクアプローチの違いがはっきりしているのが特徴。
ビジネスの過ちは、リスクを負わなかったことで発生することが多い。
おとなしいことには、代償が伴っていることを理解する必要がある。
メモ:おとなしいことへの代償を一番理解してないのは、日本だな。。。とくに行政。規制を大量に作って、現状維持を望んだ結果、海外に駆逐されるって未来が見える。
小売店だったはずのアマゾンが、いつの間にかクラウド企業、運送会社になりつつある。
グーグルにも勝る可能性が、アマゾンにある。
商品の検索をアマゾンでする傾向が強まれば、検索能力の向上につながる。
資金も集まってくるので、アマゾン優位ができる可能性がある。
アップル
ジョブズのトークが注目されがちだが、最大の功績は、アップルをリスクを追うことを優先する大企業にしたこと。
アップルは、テクノロジー企業から高級ブランド企業に変わった。
そのため、テック企業から競争対象として外れることになった。
アップルの成功は、製造ロボを重視し、世界的サプライチェーンを確立させ、サポートとIT専門家の力を背景に、存在感を確率したこと。
企業は、敵の侵入を防ぐため、参入障壁を作ろうとする。
しかし、現実的には、どこかしらにヒビが入り、いずれ崩れる。
メモ:蟻の一穴理論だな。
テック企業では、それが顕著に現れる。
テック業界に切り込むには、敵の弱みをつくのに使った武器を無力化する力を持つことが大切。
メモ:核兵器を持つなら、Nジャマーも作らないと、報復合戦で勝てないってことか?
アップルは、他の四騎士に比べて、ブランド力で追随を許さない。
競合することが少ないので、長期間存続する可能性が高い。
フェイスブック
すべての情報を関連付けしてしまうため、プライバシーの問題が残る。
顧客情報が明確になっているため、得られるデータの精度が高いため、市場価値が高い。
ツイッターは、偽名である可能性があり、ボットである可能性が排除できない。
フェイスブックの力の根源は、ユーザーにある。
ユーザーがそっぽを向くような策だと分かった時点で、すばやく手を引く。
平均への回帰。正しいことをたくさんしたのなら、いずれ大きな間違いを起こす。
メモ: 平均への回帰って、かなり正しい観測かもしれない。
フェイスブックにとっては、情報が金につながる。
ゆえに、ヘイトスピーチであっても、記事の削除で金が減るのは嫌という状況になっている。
グーグル
情報へのアクセス精度が高い。求めているものを回答してくれ、誰に対しても公平であることで、影響力が一番高い企業になった。
グーグルは、検索アルゴリズムを出し抜こうとする輩を許さない。
いかさまによる検索上位表示をしたものに対しては、対策をきっちり行われ、検索結果の下位になるようにされる。
グーグルの能力は、昔の神であるメディアを殺しにかかっている。
メディアが編集室で発揮しているスキルよりも、高いスキルを発揮している。
グーグルは、神の力である全知を手に入れつつある。
メモ:日本だと、もう動詞として使われつつあるからな。空気と同じような存在に近づいているのだろう。
グーグルは、情報検索による情報収集を行い成長していった。
そのため、他社は気づくのが遅れ、圧倒的な差がついたころに気づいてしまった。
よって、他社の参入が困難な状況になり、今後もこの状況が続く可能性が高い。
四騎士は「ペテン師」から成り上がった
偉大なるペテン師とは、相手が騙されたことに気づかないようにする。
新聞社は、未だに何が起こっているのか知らない。グーグルに完膚なきまでに押しつぶされているとも知らずに。
メモ:無料で情報にアクセスしてくることを制限しないと、収益化はグーグルに握られたままだな。プラットフォームが強すぎて、新聞社じゃ太刀打ちできないだろうし、立場が逆転することは、数十年かかるだろう。というか、グーグルが許さないだろうな。
四騎士は、多かれ少なかれ、犠牲者の目を欺いている。
Uverは、多くの市場で、法律違反を犯しているが、契約する運転者や乗客は、増え続けている。
サービスが優れているため、廃れない。甘やかされてほぼされたタクシーのビジネスモデルを容易に淘汰してくる。
規則が完全でなければ、消費者は使い勝手のいいサービスを使う。
Uverは、それを行っているに過ぎない。
脳・心・性器を標的にする四騎士
成功するビジネス=脳・心・性器に訴えるもの
四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
- 商品の差別化
- 差別化は形あるものに限った話ではない。消費者が見つける場所/買い方/配達方法などもあてはまる
- 消費者の面倒を減らす
- ビジョンへの投資
- 大胆なビジョン→安い資本を集める力
- 目に見える形で結果を残す必要がある
- 世界展開
- 第5の騎士になるために必要
- 好感度
- 敵を作りにくい
- 外からどう見えるかで現実が変わる
- 垂直統合
- 消費者行動をある程度コントロールできる
- AI
- データへのアクセス
- データの活用能力
- 数量的最適化=予測の向上&将来の顧客のためになる
- キャリアの箔付け
- トップクラスのエンジニアを集めるために必要
- 地の利
- 優秀な大学とのパイプ=優秀なエンジニアの人材確保につながる
メモ:日本だと、難しい考えだな。特に地の利。大学とのパイプよりも、自社で育てるって概念があるから、そこまで重要視されない気がする。
NEXT GAFA
メモ:アリババは、無理だろう。。。中国という印象最悪なバックがいるのに、国際社会で通用するとは思えない。データに対する価値観も、違うんじゃないかな?金のために、顧客の資産情報を売買する可能性が高いと思う。
メモ:テスラか。。。日本の自動車産業の状態が一切書かれていないのだが、そんなに差があるものなのか?
メモ:uverは、代価企業が出てきたら、廃れそうだな。。。好感度がかなり重要だと事例でわかる。
メモ:ウォールマートは、アマゾンとの差別化が問題かもね。デジタル分野が弱いのが、致命的だな。。。
メモ:マイクロソフトは、どっちかというと復帰できるかどうかな気がする。
GAFA「以後」の世界で生きるための武器
現在:超優秀な人にとっては、最高の時代。なぜなら、勝者総取りの経済が存在しているため。
さらに、国際化による市場の拡大が拍車をかけている。
心理的成熟が、重要になっている。
競争と製品化のサイクルが短くなり、仕事の結果がすぐ出るようになっている。
どのような状況下でも感情のまま反応せず、組織の中が流動的になっても、うまくやっていける人が必要になる?
メモ:これって、もしかして、僕のことですか?
好奇心を持つことも、重要。
テクノロジーの進歩は、年々早くなっている。
次の変化について、積極的になれる人。
メモ:日本人は、現状維持が大好きだからな。経営層が変化に敏感じゃないと、外資に喰われそう。
当事者意識をもち、問題解決にあたる。
当事者意識を持つことで、問題を最小化できる。
感想
なんか、最後は日本企業的な価値観に回帰しそうな気がする。
読めば読むほど、データの扱いが重要だと思った。
やっぱり、ビックデータの知識や統計の知識を早めに習熟しておいた方がいいと思ってしまった。