- 作者: 新井紀子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: 単行本
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まとめノート
MARCHに合格 -AIはライバル
人工知能の実現は難しい。
なぜなら、知能の原理を数学的に解明するには、観測方法が確立してないので難しい。
ただ、偶然の発見で、技術が伸びることはある。
桜散る -シンギュラリティはSF
AIは意味を理解してない。計算しているだけ。
意味を理解しているかのように見せているのが現状。
教科書が読めない
AIは、1を聞いて10を知ることはできない。
万を聞いて1を導くのがやっとの状態。
AIで仕事に勝つには、読解力・常識・柔軟な発想が必要になる。
最悪のシナリオ
AIの登場で、情報を誰でも最適化して扱える状態になった。
そのため、各社の製品価格を比較してネット通販で買うショールーム現象が発生している。
AIの特徴
- 新しいことはできない
- コストを減らす
考えなしにAIと競争すると、職場のブラック化を招く。
AI恐慌
- AIにできない仕事をできる人がいなくなるが、失業者であふれる
- AIで仕事を失う場合、失業か低賃金労働の二択化が進む
克服するには、世の課題を見つけて、起業するしかない。
感想
読んでいて思ったのは、やっぱり、シンギュラリティを越えることはありえないことを、強く感じた。
知らない人からすれば、まるで考えて動いているように感じるが、中身を知っている人からすると、ただの計算でやっているので、AIが人間を狩るなんて発想がナンセンスだと思いますわ。
この考え方は、恐怖を煽る販売方法に似ている。
AIと呼ばれる構成理論の概要さえ理解していれば、そこまで恐れることはないだろうって思ってたけど、この本を読んで、より一層、問題ないことを感じた。
AIは、特定分野で人間を越えるかも知れないが、総合力で人間を越えるのは、当分無理だと感じました。
ただ、その総合力を鍛える訓練をしてないと、将来的な危うさは感じる。
だから、読解力は強化しないとダメだと強く感じた。
すべてのベースは国語力。国語力がないと、AIに取って代わられる気がしてならない。
AI恐慌は、マジで笑えないね。。。
単純なことばかりでは、ダメだろうな。これからは、人間の応用力が試される時代になるのだろうと思いました。