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【書評】ITナビゲーター2018年版

ITナビゲーター2018年版

ITナビゲーター2018年版

目次

  • 第1章 2023年に向けてICT・メディア市場で何が起こるのか
  • 第2章 デバイス市場
  • 第3章 ネットワーク市場
  • 第4章 コンテンツ配信市場
  • 第5章 プラットフォーム市場
  • 第6章 xTech市場

まとめ

第1章 2023年に向けてICT・メディア市場で何が起こるのか

宇宙ビジネス

  • 地上系
  • 宇宙空間
  • 天体系

人工衛星のデータ活用やロケット製造・打ち上げは、政府主導から民間主導のビジネス展開の兆しあり。
宇宙ステーション活動、資源探査や人類移住は、まだ、政府主導状態。

半導体の性能向上、クラウドサービス普及による大容量データの保管・分析の容易化によって、衛生から得られたデータを売買するB2Bが主戦場。

今後は、低コスト・小型化に伴い、小型衛生で編隊して運用されることが主流になりそう。
そういった意味では、センシング機器をもつ企業が今後の宇宙ビジネスをリードする可能性が高い。

シェアリングエコノミー

資産の共有・共同利用
モノの市場は成熟期。
今後は、スキルのシェアが進みそう。

利用者は、依然として少ない。
抵抗感や不安感は、払拭できていない。
中国は、国家による規制で、シャアの概念はあまりない。

パーソナルデータ流通ビジネスの潮流

パーソナルデータの価値が高くなっている。

収集方法として、本人提供・第三者提供・観測がある。
それらをAIに読み込ませ、推測から行動パターンを得る方法が流行り。

現在は、パーソナルデータによるレコメンドで、思想誘導される危険性が指摘され始めた。
※中国とかやりそう。。。

パーソナルデータ保護の動きが、EUなどである。

第2章 デバイス市場

ビッグデータは、ゴミデータが多くデータあたりの価値が低い。
データを集めるデバイス側の知能を高める必要性が出てきた。

新デバイスに、ある程度の演算能力を求められている。

携帯電話

鈍化しているが、拡大中。
新興国がターゲットになっている。
一定層のガラケーユーザがいる。
アップル・サムスンが市場を占めている。しばらくはアップルが優位のまま推移しそう。
端末が高機能化しているため、部品分野で日本には商機がある。

4K・ネット接続可能テレビ/ストリーミングプレイヤー

4K・8Kは、今後拡大見込み。

ネットとの融合は利便性に難あり。
開発が追いついてない。
既得権益の打破がキーワードになるだろう。

VR

市場は、ほぼソニーのPSVR。
コンテンツの充実が課題。
※アダルトコンテンツがキーだと思う

音声エージェント

今後も拡大見込み。

技術的側面の課題が見えてきたところ。
センシングがネック。
普及させるには、アプリ開発が課題。
いかに開発者を囲い込めるかが成功に繋がりそう。

ドローン市場

主な用途は、農業の農薬散布がメイン。

今後、インフラ点検・保守への利用拡大が見込める。
ドローン輸送は、安全確保・現状業務との連携に課題が多い。

空撮は、規制があり、活用には難あり。
飛ばすことは簡単になったが、運用に課題がある。
解析・センシング技術が必要になってくる。

3Dプリンター

サンプル作成に使われ、開発に影響を与えていくと思われる。

第3章 ネットワーク市場

固定ブロードバンド回線

光ファイバーは成熟。
新規獲得は困難な状況。

モバイル・ワイヤレスブロードバンド

格安スマホへの移行が始まっている。
レッドオーシャン状態。
差異化を価格以外でする必要性が出てきている。

第4章 コンテンツ配信市場

ネット普及により、どうやってサービスを提供するかが課題になっている。
資金力のある企業は、コンテンツの独占化、人気コンテンツのリメイク、著名人の起用をして対応している。
※リメイクは失敗続きな気がするが。。。

ゲーム

Nintendo Switchが、人気ソフトの導入で伸びている。

ソフトウェア

日本と海外で嗜好が違っているのがネックになっている。
人気を得ることが、国内外で市場を得る一番の近道。

ソーシャルゲーム

一過性と言われていたが、安定した収益として見込めるようになった。

動画配信

スマホ普及により携帯端末の動画配信が増加した。

今後、コンテンツ製作するクリエイターや会社の奪い合いが起きそう。
日本だと、アニメ会社がターゲットになる。

音楽配信

日本は、CD売り上げが根強く残り、デジタル化が遅れている。
CDからの脱却が、市場を変えるキーになる。

放送・メディア

配信が多様化しているため、広告のメリットが薄くなっている。
他の収入を考える必要がある。

第5章 プラットフォーム市場

クラウドサービス・データセンター・法人ネットワーク

ITをビジネス基盤として捉え、協業を進めるケースが増えている。

情報セキュリティ

セキュリティ不足を補うため、クラウド移行がされている。
今後は、IoT機器への対策が急務になっている。

クラウドサービス活用KPI

クラウド利用を促進して、生産性革命・人材強化を政府が掲げている。

IoT

注目技術として、エッジコンピューティング、LPWA。
エッジコンピューティングは、処理速度・トラフィック最適化が目的。
LPWAは、規格が乱立してしまっている。
※成功事例出したところが勝ち逃げできそう

導入には消極的。
※みんな失敗したくないんだね。。。

ブロックチェーン

重要度は認識されているものの、活用事例が少ない。

コインチェックの事件があったので、幻滅期に入る可能性が高い。

活用するシーンを、適切に見極めて適用するのが今後の課題。

RPA(ロボティク・プロセス・オートメーション)

オフショアのコスト高騰が背景にある。

導入することで、定型業務の品質・効率・コスト定価を狙っている。

すべて自動化はできないので、適用箇所の見極めが大切。
AIによる状況判断が、RPAの普及を後押ししている。

第6章 xTech市場

金融

金融機関への不信感が市場を後押し

推し進めるには、メリットを実感してもらうことが大切。

小売

ネット販売が中心になっていきそう。
実店舗は、ショールーム化になりそう。

広告市場

広告単価を高めるためにどうするかが課題

食品

配達の最適化、食料廃棄の削減に利用されている。

教育

サービスは乱立ぎみ。
学習端末1人1台の流れがあるが、コスト面で進んでない。
セキュリティ、リテラシーの問題も残っている。

スポーツ

IoT機器によるデータ収集と公開で、視聴者に楽しんでもらう方向になっている。
状態の可視化、効率的なトレーニングが利用目的になっている。

人事

採用サイトでの導入や、クラウドに溜めたデータ分析・集計に利用されている。

農業

ドローンによる農薬散布、自動運転による運搬、センサーによる監視が主な用途。

ヘルスケア

セカンドオピニオンとして導入されるケースが多い。
高齢化による診断数増加が懸念されているため、効率的な診断にテクノロジーを活用する流れがある。

感想

やっぱり、規制がネックになってくる。。。
あと、IoTは、日本のお家芸だと思っているが、失敗を恐れるあまりチャレンジができてないように思われる。
ただ、その分、IoTはブルーオーシャンでもある。
こういうときこそ、大企業が打って出て、市場開拓すべきな気がする。

あとは、技術のところどころに中国を感じる。
中国の異様な生態系と拮抗していくには、やっぱり、規制が邪魔だよな。。。

岩盤規制の撤廃が、日本のテクノロジー発展に急務だと思う。

特に目新しい技術はなかった。
一番、世の中の流れできになったのは、クリエイターの囲い込みの流れだな。
AIが発展してきているから、やはり、人間にできることをしているひとが、今後、重宝されそうですね。。。
僕もクリエイターになろうかな?
イラストだったら描けそうな気がする。
ペンタブもってるから練習しよ。