きっかけ
下記のサイトを見て、チームビルディングについて改めて考えさせられた。
思ったことをちょっとまとめてメモっておく。
哲学
「高潔さとは、誰も見ていないときも正しいことをすることだ」-C.S.Lewis(イギリスの学者)
開発している最終は、誰かに見られていないことのほうが多い。
もちろんレビューとかあるけど、レビューする前に精度が高いもののほうがいいハズ。
精度が悪い状態でくるのは、個人的には、魔が指す要素もある気がしている。
誰も見てないところで、適切に開発を行うことが、エンジニアに必要なのでは?と読んでいて思った。
魔が差す
気の迷いによりどのように道徳的指針を失い、道を踏み外す説としては下記の内容がある。
組織を作る場合は、下記を考慮して、人をまとめる必要がある。
※自分流に理解しやすいように、リンクの内容とは少し変えてる。内容は一緒。
- 補償作用
- 深刻さをちゃかす表現
- 認知的不協和
- 割れ窓理論
- 目標達成圧力
- ピグマリオン効果
- 同調プレッシャー
- 権威に対する服従
- 勝者総取り方式
- 絆
- 権力に目がくらむ
- 衒示的消費
- 些細な盗みの看過
- リアクタンス理論
補償作用
補償作用とは、不快感を払拭するための代償的な心理作用のこと。
例えば、1週間ランニングしたから、ご褒美としてケーキを食べるスイーツ女子の考え方がそうである。
気の緩みを起こさせないような制度設計をしておかないと、人はすぐに怠けてしまい、魔が差しやすい。
深刻さをちゃかす表現
表現の仕方が不適切であるがために、人し齟齬を起こし、結果として反倫理的な行動に繋がる。
方針等の重大な内容の告知は、表現を適切にしておかないと、悪用する輩が増える。
聴衆の立場をよく考えた上で、表現方法を考える必要がある。
認知的不協和
自分の心情に反しているけどやらねばならない行動をすること。
最終的に、行動と信条の不協和音から、破滅に至る。
ドラマでよくある魔が差すきっかけ。
指示を出す時は、その人の信条が何なのかを考えて、指示出しする必要がある。
割れ窓理論
混乱や無秩序があると、反倫理的なことを起こしやすくなる現象。
ソフトウェアの世界でもよく言われる。
バグ・エラー・警告を放置しておくと、最後に痛い目を見るのは、どこでも一緒である。
目標達成圧力
目標達成のために、思いやり・倫理的観点が欠落した行動を取ってしまうこと
ピグマリオン効果
他人からの扱いに応じた振る舞いをする傾向のこと。
血液型性格診断がコレにあたると思われる。
囚人と看守の役割期待が有名
同調圧力
所属するグループがとる反倫理的な行動に参加してしまうこと。
その行いに対し、大目に見る傾向が強い。グループの中で孤立するリスクも内包している。
孤高の存在である俺には、あまり脅威ではない。
権威に対する服従
権威ある人の指示は、無視しにくい。
また、自分の意志で行動するわけではないので、罪悪感が薄い。
上司からの命令が間違っていると分かっていてもやってしまうことはある。
あえて使うこともあるのではなかろうか?上司を辞めさせたいときに。
勝者総取り方式
勝者がすべてを持っていくやり方。
このやり方をやっていると、敗者になる人は、不正をしてでも勝とうとするので、いい結果にはならない。
一社独走態勢になれば、周囲から盗作されるリスクも高まるし、一回のミスが大事に取り沙汰されることもある。
また、競争相手がいなくなれば、勝者総取りの価値もなくなる。
独占禁止法は、存在しなければ、魔が差すきっかけができやすくなるとも言えるのではなかろうか?
絆
自分の価値を認められていると、忠誠心が強くなるが、疑心の目を向けられると、回避するために反倫理的な行動になりやすくなる。
絆は、いいことだと思っている輩もいるが、魔が差すきっかけにもなることには注意しなければならない。
結局のところ、絆を作るのはいいが、個々人でも倫理観はしっかり持ち、ダメならダメと言う必要がある。
権力に目がくらむ
権力のある人は、優れた特殊な存在だと思いがちで、他人が持っている倫理基準より甘い行動を取りやすくなりがち。
結果として、それが不祥事に繋がったりする。
散財
財力を派手に見せびらかすと、身勝手な度合いが強くなる。
結果として、欲望を優先させて動くようになる。
些細な盗みの看過
ささいな盗みを許容すると、限度なく膨れ上がる現象。
ささいな罪でも取り締まる必要がある。
リアクタンス理論
人は自由を好む。遵守すべき規則が厳しすぎると、規則を破ることが多くなり、規則が機能しなくなる。
まとめ
魔が差さないようにするのは、結構しんどい。
小さくても組織を作る際は、魔が差すきっかけがどこにあるのか、把握している必要性を感じた。