やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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きっかけ
いつも行く本屋、丸善丸の内本店で押されていたので購入。
本屋は行き先で見つけたらプラっと入ってしまうけど、丸善丸の内本店は別格。
専門書の品揃えがいいのと、オススメ本がしっかりしているのがいい。
この他にいいと思ったのは、新潟駅近くのジュンク堂書店かな?
さすが新潟だけあって、土地が余ってる余ってる!
店内はかなり広い。
ただし、専門書の品揃えは、丸善に負ける印象。
古い本がおいてあるイメージが勝手に存在している。
話が逸れた。
あと、目次を見て、才能好きの日本人を論破してくれるのではないかという期待から読んだ。
内容
目次
- はじめに ──「生まれつきの才能」は重要ではなかった!
- PART 1 「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか?
- 第1章 「やり抜く力」の秘密
- 第2章 「才能」では成功できない
- 第3章 努力と才能の「達成の方程式」
- 第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
- 第5章 「やり抜く力」は伸ばせる
- PART 2 「やり抜く力」を内側から伸ばす
- 第6章 「興味」を結びつける
- 第7章 成功する「練習」の法則
- 第8章 「目的」を見出す
- 第9章 この「希望」が背中を押す
- PART 3 「やり抜く力」を外側から伸ばす
- 第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
- 第11章 「課外活動」を絶対にすべし
- 第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
- 第13章 最後に
- 訳者あとがき
まとめと感想
第1章 「やり抜く力」の秘密
挫折した後が重要。
一回折れた後に「継続」が行えるのかが大事。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」
結果を出す人=粘り強い人
つまり、己に対して厳しい評論家である人が、結果を出せる。
才能ある人≠やり抜く人
とくに相関関係はない。
才能あるからと言って、結果を出し続けられるわけではない。
第2章 「才能」では成功できない
偉業を成すために必要なこと
- 才能
- 熱意
- 努力を続ける力
特に、2と3が重要。
どこかの企業は、3だけを強制してくるからな。
人は、才能が大好き。
同じ能力でも、才能ある人に将来性を感じる。
ただ、才能というものにスポットライトが当たりすぎて、他の重要なところが霞んでいる。
曇りなき眼で見定めよ!
才能を重視したい場合、努力はその2倍重視するくらいがちょうどいい。
第3章 努力と才能の「達成の方程式」
最高のパフォーマンスは、小さなスキル・行動の積み重ねで達成できる。
圧倒的な能力を目の前にした時、人はそれが才能だと思い込む。
なぜそうするかというと、その人が積み重ねた努力を想像できないのと、神格化することで自分に引け目を感じなくなるから。
一種の自己防衛機能が働くわけですな。
才能
スキル上達する速さ目標達成
取得したスキルを活用することで得られる成果
何をするにしても、努力することがベースになる。
努力しない場合、才能は陳腐化、達成内容は少なくなる。
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
やり抜く力とは、持久力のこと。
ただ、ガンバることだけがやり抜く力ではない。
偉人と一般人の違いは、目標に対する動機付けにある。
長期目標への努力、意志の強さ、辛抱強さがある。
第5章 「やり抜く力」は伸ばせる
やり抜く力を高めるには、スキルの高い人たちと一緒に作業することが近道。
そして、目標は変えないこと。
第6章 「興味」を結びつける
情熱は、ある日、突然発生するものではない。
長い時間をかけて興味を掻き立てられる経験をすることで、情熱が生まれる。
情熱を持つには、周囲の環境が大切。
情報を与えてくれる人、フィードバックを得られることが大切。
好きだから上達するは間違い。
好きでも、努力しなければ上達はしない。
努力することを楽しめることが大切。
第7章 成功する「練習」の法則
成功する人とは、改善を続けた人たち。
上達するには、練習の時間の長さより、どう練習したかが重要。
濃度が大事。
楽な練習では意味がない。
第8章 「目的」を見出す
読んだけど、そこまで重要な内容はなかった気がするので、パス。
第9章 この「希望」が背中を押す
読んだけど、そこまで重要な内容はなかった気がするので、パス。
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
読んだけど、そこまで重要な内容はなかった気がするので、パス。
第11章 「課外活動」を絶対にすべし
読んだけど、そこまで重要な内容はなかった気がするので、パス。
第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
読んだけど、そこまで重要な内容はなかった気がするので、パス。
全体を通して
読んでると、いちいちあの企業が頭をよぎったわ。。。
個人の努力を強要してはいけないなと感じた。
だけど、強要はしなくても、それがやりやすい環境をつくることが、上長や管理職として必要なんだろうなと思った。
結局、大切なのは、濃度の濃い練習をどれだけ継続してやれますか?ってことなんだね。
周りに競う相手がいないと、難しい。
やっぱり、ライバル的な関係のヤツがいることは、重要なんだな。