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遊戯王好きのJavaエンジニアのブログ。バーニングソウルを会得する特訓中。

【書評】ゼロ秒勉強術

ゼロ秒勉強術~最短で受かる! 世界一シンプルな試験合格法

ゼロ秒勉強術~最短で受かる! 世界一シンプルな試験合格法

きっかけ

今、情報処理技術者試験DBスペシャリストの試験勉強をしているが、もっと効率的で楽に合格できるような方法ないの?
助けて、ドラえも〜ん!っ的な感覚で本屋を回っていたときに目に入って来たので購入した。
ちなみにドラえもんは、大山のぶ代の声で再生。

決して、リゼロに影響されて、ゼロがつくものに目が行って衝動買しちゃった(ノω・)テヘって感じではない。
ちゃんと自分に必要だと思ったから買いましたよ。たぶん。。。

目次が胡散臭くなかったので、一回読んで見たくなった。

内容

目次

  • 序章 飛ばし読みこそが早く深い記憶・理解を可能にする
  • 1章 ゼロ秒解答
  • 2章 ゼロ秒解読(理論編)
  • 3章 ゼロ秒解読(実践編)
  • 4章 ゼロ秒試験
  • 5章 ゼロ秒勉強
  • 終章 「ゼロ秒勉強術」から「ゼロ秒仕事術」へ

まとめと感想

1章 ゼロ秒解答

ゼロ秒解答とは、すぐに分かる・思い出せる状態。
悩んだ結果の答えは、大抵間違っている。
身に覚えがある。

全てを悩まず答えるのは至難の業。
だから合格ラインに到達できるものをスラッと解答できるようにしておく。
上記をやる上で、過去問が超重要。
難易度の把握、傾向の対策を過去問から読み取る。

勉強する際は、教材を一つに絞る。
そうしないと点数が取れない。
理由は、下記のロジックに陥るから。

  1. 試験対策のために別の参考書を買う
  2. 問題範囲が広がる
  3. 質が落ちる
  4. ゼロ秒解答ができない
  5. 点数が取れない
  6. 参考書を買う(ループ)

範囲と質はトレードオフの関係にある。

2章 ゼロ秒解読(理論編)

ゼロ秒解読とは、止まらずに読むこと。
分からないところや、読む気がないところは、飛ばす。
全体を見たときに読み取れれば、問題ない。

全部を理解しないことで、脳の一時記憶領域に貯まる情報を減らして、効率的に処理する。
PCと処理形態は一緒。

3章 ゼロ秒解読(実践編)

ゼロ秒解読で重要なのは、繰り返すこと。
分かる/分からないを意識してやることが大事。

分かりたい欲求をコントロールすること。
なんでも今すぐやるとオーバーヒートする。もう限界だ!!状態になる。(ドラゴンボール劇場版のメタルクウラみたいになる)

やり方

  1. 目次で全体把握
  2. タイトル・見出しで読む箇所を選別
  3. 読む
  4. 文書構造を理解

実施後の後作業

読みやすくなるように編集する。
本に記入するようなことを勧めていたが、怖くてできないのが心情。
貧乏人の悪クセなのかな?
ものすごくやりたくない。
電子データ化してあれば、気兼ねなくできる。

4章 ゼロ秒試験

本を読んでも、大抵の人はわかったつもり・覚えたつもりであることが多い。
いざ説明するとボロが出る。

ゼロ秒試験は、自分の理解度を知るための仕組みで、思い出す作業をする。
何かしたら、思い出すことを習慣化する。
思い出せる=解答ができるので、解読とセットで実施すること。

林修も、全部即回答ではなく、記憶を辿ってそこから解を導くことが多い。
問題の解答コメントで、「どこかの本で読んだ記憶が〜」ってのが多い印象を受ける。

そういえば、子どもの頃、1時間宿題をしなさいって言われてた。
だけど、1時間も勉強したくないから、参考書の問題を高速で解いて、1時間分の課題をこなしたように見せていた記憶がある。
確か、算数だった。
20問の計算問題+文章問題2問を5分位で解いて、後はゲームするなどして遊んでいた。
今思えば、これがゼロ秒試験だったのかも知れない。

5章 ゼロ秒勉強

ゼロ秒勉強とは、勉強するまでにかかる時間をゼロにすること。
結構タイトル詐欺なので注意。

ゼロにするには、やる行動の明確化が大事。 事前のやる気は、勉強には必要ない。
やらないことの理由にしたいだけ。

勉強は、根性論でなんとかできるものではない。
仕組み作りが大切。
頑張るってのは、長続きせず、諦めたときの気休めくらいにはなる。

仕組み化する場合は、なるべく問題のハードルを下げること。
下げすぎてもダメ。
ゾーンに入るくらいの適度な難易度が一番いい。
「ゾーン」のことを「フロー」っていう輩がいるけど、俺は断固ゾーン派!
やっぱり黒子のバスケの影響がでかい。

太くて濃い大きな字を上手く利用する。
太くて濃い大きな字は、読みやすく、簡単だと思い込むため、物事を覚えるときは効果的。
この言葉を見て、男性器を思い出すヤツは、俺だけだろうか?

終章 「ゼロ秒勉強術」から「ゼロ秒仕事術」へ

勉強ができない人=自分を知らない人
メタ認識ができてない。
メタと言われると遊戯王を思い出す。
遊戯王でのメタの意味は、環境トップへの対策のこと。
ここでは、勉強できない箇所への対策って意味だったはず。 メタ認識して、弱点を減らすことが大切。

自信過剰はダメ。
全てにおいて、良い結果は生まれない。
日頃の鍛錬を怠ることが、一番悪影響が出る。
自信過剰で負けるパターンは、よく思いつく。
DIOとか吉良吉影とか。
負けたくなければ、自信過剰は捨てるべきだ。

全体を通して

気づかない内に、飛ばし読みすることが増えているなと、読みながら思った。
一番大切なのは、繰り返しすること。
繰り返しを多くやるために、ゼロ秒で行動を起こすことの重要性が説かれていると感じた。

ゼロ秒にとらわれて、目的を見失わないようにしないといけないなと思った。
目的を見失って行動したら、意識高い形だもんね。
意識高い形にだけは、死んでもなりたくないから気をつけないと。