きっかけ
よく見るようになって、共感することが多かった。
思ったことを書き留めておきたいがために、メモする。
内容と感想
はじめにのメモ
やる気やモチベーションは,自分が出すものであって誰かに出してもらうものではないでしょう。
同意。外的要因で下がることがあるかもしれないが、上がるのは内的要因に依存すると思う。
それに、何がきっかけでやる気が上がるか、本人ですらわかっていないことが多い。
それを理解せずに振り回される管理職は、結構いると思う。
インセンティブ(褒美)で人は動くか
他人に言われたり,迫られたりしただけで本気が出ることはまずない。
...
自分自身に火の粉が降りかかってきて初めて人は動く。
子どもを見ればわかる。
強制しても、進んでやることはない。
身の危険を覚えなければ、進んでやることがない。
海馬瀬人が海馬剛三郎の元で生きるために、過酷な教育を受け続けたのと一緒。
水を飲みたくない馬
馬を水飲み場まで連れて行くことはできるが,飲みたくない馬に水を飲ませることはできない。
イギリスの諺
無理やり言うことを聞かせるために、そういう環境に追いやっても、意図したとおり動くことはない。
イギリスにもいい諺がある。
木を見て森を見ず
要するに、目の前の作業に従事するばかり、最終的な目標を見失う。
よくあることだよね。
目的を見失わないように行動しても、いつの間にか五里霧中の状態にあるのは、ざらにある。
グランドデザインって書いてあると、某都知事を思い出してしまうが、書いてあることは、的を射ている。
何ができて目標達成か、そこまでの道のりとチェックポイントをしっかり立てることが重要だと思う。
個人戦が好きなあなたへ~個人戦と組織戦
昔にあった、別会社に委託した開発者の話を思い出した。
【海外:アメリカ】ソフトウエア開発者、仕事を中国企業に丸ごと業務委託したのがバレてクビに!仕事中はネットで時間つぶし | 日刊テラフォー
つまり、内部に知見やノウハウをためなかったためにそうなった。
解雇するのはいいが、組織も体制を考え直す必要があるということだ。
学習を怠った組織は、個人の裁量に任されるので、組織戦ではなく個人戦になる。
本当に組織戦をしたいなら、ノウハウをためることを組織側で考える必要がある。
信頼関係の修復
信頼関係は、簡単にできるものではない。
不条理と思える態度や行動を指摘しても、火に油を注ぐのは、容易に分かるはずだけど、意外と人はできない。
やるなら、必ず自省が先。
「なぜ?」の問いかけの先に本質が見えてくる
「なぜ?」と思うのは大切。
なぜがなければ、本質は見えずに場当たり的対処になる。
それには、同意だが、付け加えると、方向性の問題もある気がする。
頓珍漢な方向に「なぜ?」を進ませることがたまにあるから。
「なぜ?」の回数が少なくなったら、自分の想像力・開発力が衰退し始めたと感じるという考えが、自分にはなく、面白い考えだと思った。
もの柔らかな返答は怒りをそらす
「仁義礼智信」の5つの徳性が、大切であることを説いている。
これを実現したのは、歴史上だと三国志の劉備な気がする。
現に、今でも劉備は、信仰を集めている。
いかに大切かがよくわかると思う。
最近、D.カーネギーの本を読むようになって、劉備の評価がとてつもなく上がっている。
ちなみに、読んでるのは、以下の本
- 作者: D・カーネギー,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2016/01/26
- メディア: 文庫
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失敗に学ぶ効用
野球はミスをするスポーツです。ミスをなくそうとムダな努力をするよりも,ミスから学ぶことのできる選手のほうが,成長が早い。それなのに,ミスをした選手を怒鳴りつけたり,罰練習をさせたりするのは野球というスポーツがわかっていない証拠です。ミスをすると,どうして失敗したのか考えるチャンスになります。次にミスを減らすための練習に熱が入ります。
桑田真澄
桑田真澄の文言が、非常に心に沁みる。
これは、野球選手に限らず、開発者としても持つべきマインドな気がする。
ソフトウェア開発もミスするもの。
ミスから学ぶ体制を作ることが大切やね。
感想
最後の一文にあった言葉が、大切だと思った。
「一緒に考えよう」の一言が言える人間でありたいものです。
一緒に取り込める開発者が欲しいのは、だれしも同じだと思う。
独りぼっちは寂しいもんな
佐倉杏子は、これを意図して言ったのだろうか?
一人にさせず、親身になって問題に取り込んでやることが大切だと思った。
子育てにおいても、開発においても。
子育ては、したことないんですけどね!
そう考えると、親は偉大だと思う。