きっかけ
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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どこかでオススメされたから取りあえず読んでみた。
タイトルだけみると、全然内容が想像できないが、いままで自分が生きてきた経験から得たものが載っていて、驚いた。
ただ内容を書いただけだとアレだから、ところどころ感想入れているので、お気になさらず~
内容
どうしておたくはモテないのか
天賦の資質
費やした時間の多さ。努力なしに天賦の才は付かない。
教育
親が子に与える影響は大きい
- 正しい返答をさせる → オタクになる
- 親を喜ばせる行為を求める → 人気者になる
スクールカースト ≠ ピラミッド
スクールカーストというとピラミッド構造を思い浮かべがちだが、実際は洋なし・壷のような形になる。
上位・下位は少なく、中流が多い。当然、自分は下位グループ。
子ども
天使ではない。残酷なもの。なぜなら、道徳が身についていないから。
大人はそれを知ったうえで接しなければいけない。
ハッカーと画家
評価は難しい
評価するのに最善の方法 = 時間を置くこと
- 美しいもの = 生き残る
- 醜いもの = 淘汰される
ということは、橋本環奈は今年生き残れれば、1000年に1人が認められるということか!
マジでこの写真は神だわぁ~
アイディア探しをする
他分野のやり方を探す。
同じ分野で探しても意味はない。
知っている分野を知っても、武器になり得ない。
勝ち方
大企業 → 下手をしないことで勝つ
ベンチャー企業 → 成功を作って勝つ
ハッカーの学習
独自の仕事をして、下手でも作る。そこから徐々に上達する。
プログラマに必要なこと
共感力。
コードを読む人に対してコードを各地からが重要。
共感と知性には、相関関係はない。だからプログラミングするのに高い知性はいらない。
口にできないこと
道徳
目に見えない。流行がある。
流行には逆らえず、逆らえば死ぬ。
小学校の男子トイレでウンコしては行けないのと一緒。
ウンコしたら、卒業まで死が待っている。
順応性検査
信じているもの = 信じさせられている可能性を考える。
道徳が常に善とは限らない。道徳に縛られず、何が正しいか自分で考える。
災難
口に出来ない考え = 誰かに被害が出る考え
口にできないことは、誰かが隠したいことであり、真実である可能性が高い。
異端
レッテル貼り → 真実を隠す
左遷させられたから無能とは限らない。(負け犬かもしれないけどね!)
レッテルから考えることで、まだないアイディアが生まれることもある。
時間と空間
過ちの見つけ方
- 未来を見る(私、未来からきたんだよ)
- 過去と比べる
出てきた差分 = タブー。正しいか考えてみる価値がある。
メカニズム
普通の流行 → 影響力ある人の真似から始まる。
道徳の流行 → 勢力のぶつかり合いで、優位になるために発生する。
最近の日本人すごいみたいな番組は、日本で日本人が優位になるための策略かな?
理由
口に出来ない考えを知る理由
- 知的好奇心
- 真実の追求
- 能力向上のため
これらは、ガマンしないほうがいい。
天邪鬼の価値
ハックして得られる答え
- 醜い答え
- 独創的な答え
どちらもルールを破るための必要である
知的財産権の保護
知的財産権の保護とは、知的自由への侵害。
やれることの規制は、独創性をなくす。
もうひとつの未来への道
Webベースのアプリ
都市づくりに近い。ネイティブアプリは建築に近い。
日本からWebベースの企業ができにくいのは、建築思考の考えの人が多いから?
- リリース
デスクトップにとっては鬼門
Webアプリはリリースを何回も行うことで変化する - バグ
Webベースは再現性が高い。- クライアントのデータが手元にある
- 再現性が高い → バグが見つけやすい → 改修しやすい
- サポート
カスタマーサポート ≠ 人間盾, 連絡係
品質を作る部門であり、営業でもある。ユーザに近い立場にいるので、参考になる。下に見てはいけない。
ブルックスの逆転
PJ増加 → やれることは増えるが、生産性は下がる。
ミーティング → なるべく回避すべき。時間がかかる。
※ブルックス=人月の神話の作者
- 作者: Jr Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ソフトウェア
ユーザが期待したとおりに動くべき。
つまり、どう動くのが正解かは、ユーザを研究しないといけない。
ユーザを研究することで得られるメリット
- ハードウェアの最適化
- 設計指針の確立
- 処理の効率化
いいコトだらけでは?
富の作り方
資金 ≠ 富
富とは、ほしいもののこと。
金は、富を得るための手段。金があるから富があるわけではない。
ビジネスとは、富を生み出すこと。
人が欲しがるモノを作るのが、ビジネスの本質。
会社 → 人が集まって富を作るところ
何をしているか理解して働くことが重要。
格差を考える
富は、作り出せる。親から分配してもらうものではない。
人が欲しがるものを作れる人が、富を得られる。
富を作る方法
- 技術で作る
- 盗む
技術で作る方が盗むより速い → 盗みは減る
技術が発展する = (収入)格差が拡大する
収入と技術は相関関係にあり、収入を抑えることは社会全体が貧しくなる。
絶対的貧困と相対的貧困は区別する必要がある。
絶対的貧困は避けたいが、相対的貧困はあってもいい。
※但し、女は相対的貧困を嫌がるけどな!
社会にとって裕福な人は必要。裕福になるためにやってきたことが社会のためになるので。
裕福は雇用のためではない。
ものづくりのセンス
センス ≠ 個人の好み
いいセンス = いいデザイン
良いデザイン
同じ原則が何度も出てくる。
単純で分かりやすい。
単純に作ることは、難しい。
単純に作ること = 問題の本質を知る必要がある。
本質が掴めていない = 難解な表現で誤魔化したくなる
技術が難しいと感じるのは、説明者が本質を掴めていない可能性もある。
百年の言語
100年後を考える = 進化を考える
言語の進化 ≠ 生物の進化
言語は、分岐したモノをとりこめる → 融合(融合するには「融合」魔法カードが必要!)
現在のことを考えるのも重要だが、次が予測できないと衰退するのは必至
普通の奴らの上を行け
秘密兵器を持つ
誰もが使える言語は、なんちゃってハッカー
相手よりも優位に立てる技術をもつことが重要
難しい実装を簡単にできる → 言語優位性 = 技術的な差が作り出せる
プログラミング言語 = 思考する道具 → 半分技術で半分宗教
Java使いが業務外ではJava使わないのは宗教!
夢の言語
言語の人気
優れたハッカーの意見への対応 ≠ 人気
常に変化して環境に合わせると、自然と人気が出る。
言語に必要なもの
- フリーの実装
- 本
- ハック対象
- 簡潔さ
- ハックのしやすさ
- ライブラリ
ユーザ = 諸刃の剣
- 改善の手助け
- 改善の停止
両方の要素を持っている
デザインとリサーチ
プログラミング言語 = 人々のもの
人は細部を見るのが苦手。プログラマは抽象化して全体を見やすくすべき
プログラミングの良し悪し
完成までに至るプロセスで評価する。
完成までに醜いコードをたくさん書く = 悪
完成までに書く醜いコードが少ない = 良
完成したものだけでは、良し悪しは分からない。
悪いほうが良い原則
いくつかのアイディアを混ぜて、プロトタイプで試す。
最初は悪いところから初めて、徐々に良くしていく = 絵画の手法
素晴らしきハッカー
技術の差 = 生産性の差
生産性がどこで生まれるか、人を観察しないと気づけない。
ペアプロして気づけ!
ハッカーが欲しがるもの
- 良い道具
- 使いやすい環境・ライブラリ
- 集中できる仕事場
- 面白いプロジェクト
※職人かよ!
優秀なハッカーの見つけ方
自分が優秀になる。(単純!)
優秀は人ほど、自分の優秀さには自信がない。(俺のことかぁ~、まいったなぁ~(ノω・)テヘ)
なぜなら、優秀じゃないことを何回かしていて分からないから。
良いハッカーになるためには
- やりたいことをやる
何かを上手くやるには愛が必要 - プログラミングへのセンス・オブ・ワンダー(感化されるこころ)
- 好奇心
- 集中力
感想
省いたけど、とんでもないLISP押しをしてくる。
たぶん、書いた人が業務でLISP使ってないんだろうね!
他の本より全体的にブラックジョークが多い印象。嫌いじゃない。
色んな所に飛び火する。
学生時代にぼっちだった奴は、社会人になってから反逆のはじまりだ!ってのを感じました。
ライフが1ポイントでも残った状態で、社会人になれば逆転できる!
たとえ、小学校の男子トイレでウンコしてバカにされても、社会人になれば逆襲できる!
鉄の意志と鋼の強さをもってこれからを生きていこうと決めました。
結構、人生観を語ってくる。それが結構当てはまることが多かった自分。
やはり、自分は異端だったのか。。。。(異端な自分、かっけぇ!)
今までの人生、少し救われた気がする。
あとは結婚出来てないのをなんとかできれば、我が人生に一般の悔いなし