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遊戯王好きのJavaエンジニアのブログ。バーニングソウルを会得する特訓中。

【読書ノート】ドラッカーさんに教わったIT技術者のための50の考える力

きっかけ

セール品の中で、たまたま目に止まった。
最近、思うんだけど、平時から技術者としてどうあるべきか考えを持ってないと、優秀には成れないと思い始めてきた。

まとめも

基礎的な考え方を身につける

成長のための考え方

  • 時間管理
  • 貢献の仕方を考える
  • 強みを伸ばす
  • 重要なことを集中的に行う
  • 効果的な意思決定

上記の全ては、実践の中で磨かれる。磨かなければならない。

メモ:つまり、奴隷的な考えはアカンよってことかな?考えて作業してないと、成長はありえないってことだろう。

知識労働者であることを自覚する

ITエンジニア=知識労働
幅広い知識を利用し、考えて作業を行うべき存在。
仕事を単純労働にするのは、己自信。考えて働くことを辞めたら、それは知識労働者ではない。

考えることを辞める阻害要因
  • 手順書・マニュアルが整備されてしまっている
  • ネット上の情報を安易にコピペ

メモ:でもさ、とりあえずやることって重要じゃない?そこから考えるネタが見えてくることもあると思う。やってみて、考えとは違う結果に成れば、それはそれで、いいことだと思うんだよね。闇雲にとりあえずやるはダメだとは思うけど。。。考えても埒が明かないとか、考えられることは考えたなら、とりあえずやるは、有効だと思う。

考えることが仕事

考えることは、強制されることは少ない。
だからこそ、考える力を伸ばさなければならない。

考えて仕事しているかのチェックリスト
  1. 手順を追うだけの仕事をしてないか?
  2. 工夫することはないか考えているか?
  3. 単純コピペしてないか?
  4. 誰かの奴隷になってないか?

メモ:俺風の言葉に直した。特に、「奴隷になってないか?」は、自分でも自画自賛したいくらい秀逸な文言だと思う。

成長の責任を負う

研修制度がある≠成長できる
成長の責任は、自分で負うべき。

メモ:素晴らしい言葉だ。だいたいの人は、成長を他責にしようと思っている感がある。配下メンバーと話すと、そう思うことが多い。なぜ自分の責任で学習しようとしないのか、ものすごく疑問に感じる。逃げの一手であるような気がしてならない。かと言って、叱責したところで状況は変わらないと思うんだよね。だから、話すたびに相手に考えさせることをしないと思う。

能力向上の2つの方法
  • 改善
  • やり方を変える

メモ:日本は、改善が得意だけど、やり方を変えるは下手。両立ってできないものなの?

改善とイノベーションの両立

改善は常に行う。その先に、イノベーションがある。
上手くいっているときに、新たな取り組みを行うことが必要。

自分の成長に責任を持ったら、いまの自分が上手くいっているのが見つめ、改善と新たな取り組みの2つの目標を立てる。

自分の軸を考える

改善とイノベーション = 外なる成長 誇りと自身をつける = 内なる成長

よりよく行うことを目指す

コントロール不可な現実
  • 時間が他人に取られる
    • 抵抗するのは不可能
    • 時間の使い方が大切になる
  • 定常業務に追われる
    • 重要なことができなくなる
    • いたずらに知識と能力を浪費してしまう
  • 組織にいる
    • 自分一人が頑張っても成果にならないことがある
    • チームで成果を出すつもりでないと、己の成果もあげられない
    • 外部に与える影響が見えない場合、成果が上がっているのかも分かりづらい。

上記の阻害要因があるので、意識して努力しない限り、成果をあげられない。
流されて仕事をすることをやめ、一流を目指して仕事をしなければならない。

学び方を工夫する

学び方は、千差万別。学校や塾で教わった学び方が、自分にあっていない場合もある。
自分が得意な学び方で学ぶことを心がける。

時間をマネジメントする

新しいことを学ぶ前にすべきこと
  1. 時間配分を知る
  2. 効率が悪いものを見つける
  3. 時間をまとめて、大きな自由時間を作る
時間を記録する

成果をあげるためには、まず時間配分を記録することが必須。
後々、どこで時間を使っていたのか、分からなくなる。

記録した時間をもとに、辞めるものを検討する。
もしくは、時短の方法を考える。

フィードバック分析

フィードバック分析を行うことで、下記の効果が得られる。

  1. 強みの強化
  2. 傲慢を正せる
  3. 成果の妨げが何か知ることができる
  4. 人への接し方の改善
  5. できないことをしない
  6. 無駄な努力の削減

その日の目標を作る

客観的に分析するには、何かに対して、できたこと/できなかったことを知る必要がある。
目標があることで、分析が容易化する。
どう改善していくかときめること=フィードバック分析

上手くできたことは覚えていない

失敗は覚えているが、上手くできたことは覚えにくい。
上手くできたことに対して、喜びが感じられていないためかもしれない。
フィードバック分析の一番の目的は、強みを見つけて活かすこと。
失敗を覚えることも重要だが、同じくらい、上手くいったことを覚えることも重要。

目標があると分析がしやすい

目標を決める=それに向けて行動する=成功率が上がる。
成果として見えるので、上手くいったことを忘れずに済む。

原因を3つ考える

振り返り=必ず記憶を取る。
記憶があることで、学習効果が高まる。

振り返りのポイント

なるべく3つ原因と要因を考える。
1つだけだと、短絡的思考になり、次に繋がらない。

深く考える

成果があがる/あがらないの差は、才能ではなく、習慣的な取り組む姿勢と基礎的な方法を身につけているかどうか。
取り組み方は、人によって千差万別。

メモ:トヨタのなぜなぜ分析は、使い方を間違えやすいとは、長年思ってた。方向性を見失っていると、意味ない方向に飛ぶから、ある程度、議論の方向性が見える人が必要だとは思う。

ロジカル問題解決のフレームワーク

Where/Why/Howの観点で、振り返りをする。

感情を区別する

記憶=感情も残る。
フィードバック分析を行うためには、論理的に行う必要があり、事実の記憶が必要。

感情と理論

感情的に考えるのは、人間の特性。
論理的に考えるには、感情的に考えることを受け入れること。
感情を持つことは、人として当たり前なので、それ込みで分析する。

感情ではなく行動に注目する

重要なのは、その感情になった結果、何をしたのか?
それを振り返ることで、次回から対策を考えられるようになる。

判断力を高める

意思決定をする = 知的労働者にとって成果をあげるために必要な能力

判断のプロセス

  1. 問題の種類を知る
  2. 条件の明確化
  3. 是非
  4. 行動

問題の種類

  • 経験則で解決可能な問題
  • 一般的問題
  • 新種の問題
  • 例外的で特殊な問題

いつもと同じでいいかを考える

  • 同じように行えるようことは、手順化・ツール化して省力化
  • いつもと違うところをみつけ、それの解決に集中する

人のやり方を真似る

分かった気になる=失敗に繋がりやすい。
判断を下す前に、十分な情報を入手して、実際に試してみてから判断したほうが良い。

意識して判断する

調査しながら判断=目的がすり替わる可能性が高い。
推測のまま進めなければならない箇所が出てくるため。
それが積み重なった結果、大問題になる。

ミッションを元に判断する

自分のミスを疑う

本当に例外的な問題は、稀。
実は、操作ミスなど、多角的に見ると、たいしたことない問題であることもある。
例外的な問題と判断する前に、よく調べてから問い直す。

メモ:作ったのを動確してると、だいたいは、己のミスであることが多い。

コミュニケーションを工夫する

メモ:コミュニケーションって言葉、もう辞めませんか?何いってもコミュニケーションで済ませるから、このワードを見ると腹が立ってしょうがないんだよね。

聞くことからスタートする

信頼関係を作る

人→聞くより話す方が好き。
話しやすい環境を作ることが、信頼構築の第一歩

期待を知る

相手の期待を知る=有利に物事を進めることができる

用意してからアウトプットする

インプットからスタートしない

アウトプットが想像できない場合、インプットした情報・知識から作り始めるため、体系的な説明ができにくい。
アウトプットを決めていると、何をすべきかが明確になるため、必要な情報を集中して集めることができる。

短い文で伝える

受け手の言葉を使う

受け手が分からない専門用語を使う=野卑
相手が理解できるような言葉を使って会話する必要がある。

メモ:でもさ、相手が分かるかどうかって、相手からの反応がないと分からなくない?逆に、受け手が分からない前提で離したら、愚弄されてると受け手が感じることもあると思う。

短い文で伝える

メモ:短すぎるのも問題と思うが。箇条書きの羅列で前後関係が破綻すると最悪。意味のまとまった単位で最小の文を作るが、正解だと思う。

結論から伝える

話が長い=受け手にストレスがかかる

言いにくいことでも、端的に述べる。
言いにくいことは、何かしらの背景がある。
それを明確にしたほうがいい。

感情を伝える

仕事=感情抜きでもできる。信頼に対して敬意があれば、仕事は成立する。信頼関係構築のために、相互理解を計るべき。
感情を無くせというわけではない。
感情が存在するのは、人である証拠。
抑え込もうとするのは、逆効果で、受け入れる方が、楽になる。

周囲の評価は、感情では決まらない。
行動に対して、評価が決まる。

感情と事実と考えを分ける

事実と考えは違う。
妄想が報告された結果、最終的に大事になる。
伝えるときは、それが事実なのか、考えなのか、感情なのか、受け手にとってわかりやすいように話す。

上司をマネジメントする

上司=成約ではなく利用できるもの
部下の役割は、上司に成果を出させてあげること。

部下・上司、お互いをよく知ることで、仕事は成功しやすくなる。

成果を上げる思考力

判断しているかを見つめる

先延ばししてしまった場合、その判断理由が何かを明確にする。
反射的にやっている場合、先延ばしがなくなることはない。
理性的に判断する習性をつける。

感情を記録し、受け入れる

今さら自分は変えられない。
それを受け入れ、解消するための行動を起こす必要がある。

何も決定しない選択は、選択としてはあり。
ただし、行動を起こさない結果、自体が悪化するのなら、行動しなければならない。

やらないことを決める

先延ばしは、重要ではないことに時間を使っていることが大半。
だから、やらないことを決める。
必要なことで辞めることができない場合は、作業を他人へ移譲することも考える。

やりたい気持ちを大きくする

仕事に意味を加え、貢献方法を明確にする。
最終的に後回しを回避することにつながる。

仕事の種類を知る

  • 成果が質を意味する仕事
  • 質と量の療法を成果とする仕事
  • 質が前提で、成果の殆どが量で定義される仕事

やる種類によって、注意すべきポイントは変わる。
どの種別の仕事をやっているのか意識し、仕事をやることで成果を上げることができる。

リスクを考える

リスクがない仕事はない。
リスクを予め想定して段取りをするべき。

リスクを発見したら、できるだけ早い時期に最小化するための対策を行う。

仕事が終わったあとでも、リスクの検討について振り返りをする。
どのようなリスクがあるのか考えることは、次に活かせる。

ネガティブになっていることに気づく

ネガティブな状態になったときに行う考え方

  • 無視する/否定する
  • 「自分の仕事ではない」と考える
  • 責任の押し付けあい
  • 混乱/判断を仰ぎ、責任転嫁
  • 言い逃れ
  • 様子見

メモ:漫画で出てくる敵役がやりそうなことだな。。。

被害者意識に陥ると、なりやすい。
さらに、被害者意識は悪循環を呼び、抜け出せなくなる。

メモ:でもさ、原因分析って、大抵の場合、悪者探しになるじゃん。

貢献と目標を意識する

貢献を意識すると、主語が組織やチームになる。

メモ:貢献は、ようするに圧倒的な当事者意識がありますか?ってことだろう。言霊主義の日本では、有効かもね。

目標を意識すると、チャレンジの考えが芽生える。
ただし、高すぎても、低すぎてもダメ。

メモ:俺は、会社の目標には従わない。自分の中で目標はすでにあるので、会社には、聞こえがいいように自分の目標を伝えて、経営方針のことをいかにも考えているような感じで伝える。

ルールを変える

ネガティブになるきっかけ

  • 誰かの感情に引っ張られた
  • 叱責/非難
  • 正義感に引っかかる

ネガティブな感情は、伝染する。
社会的な機能として備わっている。

メモ:他人の幸福を見ると、壊したくなるんだが、これも、人の社会的な機能ですかね? メモ:おかしいな。俺は負の権化なはずなんだが、職場がネガティブになってくれない。

普段から、不平不満を撒き散らしている人やグループといると、感情も引っ張られる。
グループがそうなりそうな場合は、距離をとるなどを考えてみる。

メモ:な、なるほど。不平不満を言う相手がいないから、職場がネガティブにならないのか。。。

ルールを変える

ネガティブな反応はなくせないので、反応を制御する。
ネガティブな反応がでそうなときは、意識の切り替えを考える。

信念を見直す

信念は、誰でも持っている。
ただ、信念が元になってネガティブな感情になることもある。
その場合は、信念を少し変えてみる。

自分を伸ばす思考力

自分の強みを発見する

強みを知る方法=フィードバック分析しかない

強みが活きる行動をリストアップする

強み=成果を生み出すもの
強みを活かせるところを見つけることで、より評価が高くなる。

強みを活かせる関係を築く

人的ネットワーク=強みを活かせる場を提供してもらえる機会がある。
知的傲慢は、人的ネットワークで得られたチャンスを失う可能性があるので、言動には注意が必要。

自分の持っている知識、自分の行動を見つめる

人に教える=知識や技術をより明確に理解している必要がある。

人に教えることができるようになるためには、下記を行う必要がある。

  • 知識の整理
  • 知識の不足点を補う
  • 知識の体系立て
  • 自己の行動が、どのような根拠や目的に即してやっているか明確にする

知識を伝える

伝えるには、価値観、欲求、目的に合致していると理解が進む。

メモ:講義を聞いたりするけど、ダメな講義は欲求が満たされない気がする。講義は選んで受けるので、目的や価値観には大幅なズレはないかな?

知識を伝えるのは、限界がある。
何かの知識と複合して自分の知識になるケースもある。
だから、伝えるべきは、効率的に学べるように伝える。

行動を教える

知識だけ、手順だけを教えていては、理解は深まらない。
技術は、知識と能力を複合することで発揮される。
伝える際は、具体的な行動と判断基準もセットで教える。

補助輪付きで走らせる

最初から、教えたことが実践できるとは限らない。
成果を出せるように働きかける必要がある。

教えたことを効率的に身につけるためには、フィードバック分析を支援してあげる必要がある。

補助輪を外す

いつまでも補助輪をつけるのは、成長に繋がらない。
どこかの時点で、責任を持たせる。

自分で判断する

自ら判断しない=責任を持たず、できるかどうかを深く考えていない。失敗しても他責にしようとする。
自ら判断=責任を持って、成功するためにどうしたらいいかを考える

目標達成のプロセスを考える

理想の状態と評価基準を考える。
プロセスを考えるためには、必要。

自己目標管理のために、以下の基準に気をつける

  • 具体性
  • 測定可能
  • 達成可能
  • 重要性
  • 達成期間

具体的な計画に落とし込む

目標を設定したら、まず、現状とのギャップを分析する。
その後、ギャップを埋めるための行動を決める。
行動を定期的に測定し、チェックする。

コーチングの進め方

  1. 話をする環境を作る
  2. 目標を決める
  3. 行動を決める
  4. 目標達成の基準を明確にする
  5. 定期的に測定する

感想

さすがに、50は、最後まで読むのがダルくなる。。。

ドラッカーさんの言うことには、概ね同意何だが、現場が複雑化しすぎて適用できない気がするんだよね。。。
適用するにしても、人が人間的に優れていないとダメなんじゃないかとも思う。
ITの現場って、ゴミみたいな人間が多いから。。。

読んでて思ったけど、たまにツイッターで流れてくるいい話的なやつって、ドラッカーさんの言うことを親子を例にして説明しているだけな気がしてきた。