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遊戯王好きのJavaエンジニアのブログ。バーニングソウルを会得する特訓中。

【書評】シンプルに考える

シンプルに考える

シンプルに考える

読書開始日

2016/02/29

まとめノート

太字は、感じた感想

ビジネスは「戦い」ではない

熱意が成功の鍵。

現場:ユーザのために全力を尽くす。
経営:現場が集中できる環境を作る。

現場と経営は、熱意をどう維持させるかで役割が違う。

つまり、バーニングソウルが必要だという認識でOK?

ビジネスのシンプルな本質とは?

ビジネスとは、需要と供給の生態系を指す。
人が求めるものを提供できるひとが生き抜ける人。

必要なスキル

  • 求めるものを感知する
  • 具体的な形にできる
  • 求めるものの変化を察知できる

安心にしがみつくのは、ビジネスから淘汰される。
不安と仲良く同居できることが必要。

ビジネスは戦いではない

戦うことは必要だけど、本質ではない。
ユーザを見抜くことが本質。
競争に勝つことだけに目が行くと、需要と供給が成立しなくなる。

経営は管理ではない

経営管理は、大量生産・大量消費の時代には有効だった。
需要が多様化したため、変化を敏感に察知する経営が必要になってきている。

変化に対応するためにも、自由な考えを許容する文化が必要になる。
システムチックで、規制が多い企業ではできない。

お金を中心に考えない

会社とは、世の中に価値を提供し続ける必要がある。
儲けを優先すると、ユーザ離れを起こす。ユーザは、求めるものが合致してないと気づくと、直に離れる。
長く価値の提供を続けるには、納得感をもってお金を払ってもらうように努める必要がある。
気持ちよく金を払ってもらうことを考えるのが重要

コストカットのためにアウトソーシングを全部するのは悪手。
なぜなら自社作業がなくなるハメになるから。
能力がつかないうえ、キャリアも詰めず、技術流出のリスクもある。
アウトソーシングしてもいいけど、する箇所としない箇所を明確に分別しておく必要がある。

会社は人がすべて

人によって文化が決まり、盛衰も決まる。
立派な理念やオフィス、優れた戦略があっても、いい人材がいなければ意味をなさない。

大量採用は、質が落ちる。
優秀な社員の割合が減ると、全体的な能力も下がる。
優秀な人を見つけたい場合、優秀な人を使って見抜くのが一番早い。

自分の感性で生きる

お金や名誉を求めない

金・名声は、手に入ると守りに入りがち。その結果、成長が止まる。
環境を変え、ゼロからやり直すことで成長は継続される。

非常に厳しい意見。サイコパスくらいのキレ者じゃないとなかなか行動には移せないんじゃなかろうか?

仕事はしんどくて当たり前

仕事とは、厳しもの。
だからこそ、成功して認められることで、満足感を得ることができる。

自分の感性で生きる

感性とは、仕事で磨かれるもの。
感性を押し殺すのは、メリットがなく、人間性が乏しくなる。
つまり、進化がとまるって認識でOK?

空気を読まない

仕事の目的とは、ユーザを満足させること。
上司の好みのものを作ることではない。
職場の空気を読まず、壊すことも時には必要になる。

KY発言は、必要になることもある。ときには嫌われる勇気も必要なのだ

専門家にならない

専門家は、本質を忘れることが多々ある。
固定概念が崩せなくなる可能性が高いので、常日頃、常識について疑問を持つ習慣が必要。

常に考える葦である必要がある

何もないから鍛えられる

リソースに恵まれた環境は、成長しにくい。
リソースが少ない中で知恵を絞ることで、いちばん重要なやり抜く力を鍛えることができる。

確信が持てるまで考え抜く

やみくもな挑戦は、無謀で意味がない。
考えなしの挑戦は避ける。考えた末の失敗なら、次にどう活かせるか分かるはず。

成功は捨て続ける

会社を動物園にしない

社会とは、競争がある。
生き残るためには、変化に対応する必要がある。
だから、成果主義は重要。

ちなみに、年功序列は悪ではない。
年配者を敬う気持ちは重要。ただ、それと仕事は関係ないだけ。

無秩序の競争だと、足の引っ張り合いになるので注意。
書いておいてなんだが、秩序が新手のエロワードに聞こえてしまうのです。。。

成功は捨て続ける

企業は、新しい価値を提供し続ける必要がる。
同じ価値の提供は、衰退するだけ。
インターネットの存在は、プロダクトコピーが容易なので、ソフトウェアは容易に衰退する。
だから、成功を捨てる覚悟が必要。
すでにある成功は力が強く、捨てにくい。新しいことをやるには、フォローが必要になる。

率直にモノを言う

日本人は、遠マシな表現をよく使う。それは、日本文化の良いところでもある。
しかし、外人と仕事する場合、意思疎通に齟齬が出る。
だから、思ったことを率直に伝える必要がある。
情けは、人を潰して成長を妨げる。
ときには非常に事実を突きつける必要がある。
対人関係を壊したくないは、意見を言わないことの動機としては不十分。
なんのために仕事をしているのか、忘れてはいけない。

嫌われる覚悟が必要なのだ!

優秀な人ほど喧嘩はしない

優秀な人は、喧嘩ではなく討論をする。
自分の正しさに固執する人は、相手にしなくてもいい。
勝手に自然淘汰される。

Twitterで、クソリプ送るやつは反応しないほうがいい。疲れるだけ
たぶん、周囲がドンドン離れていくから、勝手に淘汰されると思う。

人事評価はシンプルがベスト

複雑な評価は、評価する側が面倒になり、評価される側が容易に評価を上げやすくなる。
なるべくシンプルな評価にして、率直に評価について意見交換したほうが、圧倒的に楽で成功する。

企業は学校ではない

成長は、主体的であるもの。受け身では絶対できない。
教育は、主体性がないので、なるべくしないほうがいい。

一定レベルになるためには、教育も必要だとは思うが、高みを目指すには、教育は不十分

モチベーションはあげない

モチベーションは、誰かにあげてもらうものではない。
あげてもらおうとするヤツは、ただ、仕事の邪魔なだけ。
モチベーションを理由に仕事を怠るのは、プロ失格。
必死に働くからこそ、プロとして認められる。

相手に依存するのは、生態系を低下させる
見つけたら、依存をやめさせる

偉い人はいらない

偉い人はいらない

偉い人は、権力・権威を背景に人を動かす。
それは、リーダーシップがあるとは言わない。
リーダーに必要なのは、周囲を共感させ、説得力と情熱をもって同士を集める・作る能力。
チームを動かすのは、指示より各メンバーの自発性が重要になる。

偉い人を作ると、権力や権限が安住してしまい、組織内の動きやメンバーの意見をなくし、会社を誤った方向に動く可能性が高い。

シャアは、偉い人ではなく、すごい人だったと思いました

統制はいらない

リーダーに求められることは、的確で素早い意思決定。
それを実行するためには、小さな組織を少ない数で運用する必要がある。

所属する人が多くなれば 、それだけ意見もでるし、折衷案ができにくく、意思決定するのに時間がかかる

ビジネスに情はいらない

情に任せた判断は、損害が出る。
自分に対する優しさでは意味がない。

情が入ってないか、自分で判断するのは難しい
もう一人の僕を作るしかない!つまり、千年パズルをちょうだい!

経営理念は文書にしない

経営理念は、時代とともに変化するもの。
明文化は、形骸化を招く。

自己満は敵!

ビジョンはいらない

未来は予測不可能。
ビジョンが必要だといいだすのは、見通しを示すことで不安を払拭したいから。
変化の対応が遅くなる一因になる可能性がある。

でもでも、フューチャービジョンは、エラッタ前は強かったですやん?遊戯王の話ね。 ここでも自己満は敵が結論ですな。

シンプルでなければ戦略ではない

経営の知識は、現場には不要なもの。
真に大切なことを伝えないと、現場は混乱するだけ

守ると攻められない

新しいものは、古いものの否定からできる。
古いもので成功したからこそ、新しいものを見るけることができる。

余計なことは全部やめる

計画はいらない。
つまるところ、計画を考えて達成ラインを考えるまでする。
あとは、達成ラインを伝えて、現場に任せる。

仕組みでは成功できない

仕組みは、同じことを繰り返す場合に有効。
その場合、単価が安いほうが有利。
しかし、仕組みでは、競争優位に立てない。
新しいことをすることも困難になる。

ルールはいらない

ルールは無駄を作りやすい。

思いつきやひらめきで、作ったり・破棄したりしてはいけない。
なぜなら、それは表面だけしか見てないので、本質的なことを壊す可能性がある。

ルール作りは、規制を作り、チャレンジをしにくくさせる。

会議はしない

会議は、利用して出生しようとするやからが一定数いる。
優秀な人にとっては邪魔でしかない。
会議を減らす努力をする。

イノベーションは目指さない

差別化は狙わない

差別化の追求は、視点が競合相手に向いてしまう。
本来は、ユーザ視点を持たなければいけない。

ユーザが求めるものの違いではなく、価値を重視する。
求めている価値を極めると、結果として差別化になる。
意図的にやろうとすると、目的のものができなくなる魔法が発動する

イノベーションは目指さない

イノベーションは、自己満ではない。
目の前のユーザのニーズを把握して、それに答えていくと、イノベーションにつながる。

クオリティ✕スピードを最大化する

クオリティとスピードは、ビジネスに必須なもの。
ちなみに、ここでいうクオリティは、ユーザが求めているもののこと