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【書評】知的戦闘力を高める独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法

読書開始日

2018/01/29

きっかけ

大量に山積みされているのと、普段は独学ばかりやっているので、興味をそそられたから

まとめノート

太字は、感じた感想

知的戦闘力をどうあげるか?

独学のメカニズム

  1. 戦略
  2. インプット
  3. 抽象化・構造化
  4. ストック

大別すると、戦略を決めて、それを実行する方法が何かを書いてるわけね

高める知識を決め、情報収集する。集まってきた情報から自分なりの考えを導き出し、それを整理・保存することが独学で大切である。
独学は知識の詰め込みではない。

武器を集めるつもりで学ぶ

どこで戦うのかを明確にして、必要な武器/必要な息吹を見極める。

水中ならビーム兵器より実弾がいいってこと

現在は、情報量が多いので、いらない情報を捨てて、いる情報をあつめる情報密度を高めることが必要になる。
一番大事なのは、多くの人が知ってない情報。
人との違いを明確化して、差別化することが強さになる。

差別化するのはいいけど、見当違いなことを重視することではない。
理にかなっていて、かつ、的を得ている必要がある。

「戦略」は粗い方向性だけでいい

知識は、偶然の連鎖で広がる場合がある。決め付けすぎは、大きな発見に繋がらないことがある。

茂木健一郎の名が出てくると、すごく胡散臭く感じるのは、僕だけですかね?
あぁ、決めつけは良くないね(笑

広範囲のソースから自分の五感で行う知的生産

情報収集で大切なのは、複数のメディアを使って集めることだ大切。
誰も持たない情報を得ることが一番重要。
それを達成するためには、自分の五感を使い、体験する。
なぜなら、五感は自分しかもたないので、貴重な情報になる。

バカの壁」と似たような考えだな。結局は、自分がどれだけ真摯に考えていて、自らを追体験させることをしないと、学びは得られないというわけね

洞察につなが「問い」と「組み合わせ」

情報をそのまま貯めると、オーバーフローする。
情報をコンパクトにするには、情報密度を濃くする必要がある。
そのためには、仮設を立てて検証し、知識として有効になってからストックする。

オーバーフローするとメタルクウラみたいになってしまうからな。先を見据えて情報を知識に昇格せなアカン。

戦う武器をどう集めるか

独学とは、何を学ばないか決めること。
思いつきで時間を浪費することは、戦力の逐次分散投入と同じ。

日本企業を見れば分かる。集中投資をしなかったために、足元をすくわれてる事が多い。特に特許分野は。

知識の一点特化は、難しい。 ゲームじゃないしね。。。
持っているものを組み合わせて、特異性を出して、特定領域で優位になることが大切。

生産性の高いインプットの技法

読書の目的

  • 仕事に必要な知識を得る
  • 専門領域を深める
  • 強要を深める
  • 娯楽

長期目線の教養の読書は、失敗の可能性が大きい。
なぜなら、キャリアの予測が難しいので、役に絶たない可能性がある。
刹那的な選考の方がいい。

本書だと、あとで役立つ知識もあると書いてあるけど、結局、読書はどういう考えでいるん?

共感できるインプット

共感できるインプットは、バカになる。
なぜなら、知識が極端になり、独善的になり、同質化を起こす。

激しく同意。自己啓発がその最たるもの。
サンモニのコメンテーターたちが、なぜああなったのか分かった気がした。
おそらく、朝日新聞だけで育ったのだろうな。。。

意見の対立がなければ、高いクオリティの意思決定はできない。
対立と批判は、混同して、「差別ガー」と言っていると、大局を見据えた意思決定はできない。

知的水準が高くても、同じ人が集まれば、意思決定の質は低くなる。
頭のいいやつが集まるとバカになる原則とも言う
他人の意見を認める広い心が必要なのだ。

肯定と否定は、強い次元では同じもの。
真の意味での反対は、無関心と同じ。
ツンデレが恋愛として成立すると、フロイトは見抜いていたんだな!!
無関心が一番マズいということは、既に神のみぞ知るセカイで学んだぜ! 重要なことは、意外と漫画から学んだのかもしれない。ただ、書いている人が優秀な知識人である必要があるけど。

自分を知るには、好きなものより嫌いなものを分析する方が簡単。
怒りを感じるのは、大切なものを否定されているから。それが大事なものであることを理解する。
ネガティブな感情は大事。そこから、知ることもできる。「何が嫌いかより~」は、自己分析する上では間違いである。

独学するのはいいことだが、収集した情報がゴミだと、出力する情報もゴミになる。
うんこで作った料理は、結局、うんこでしかない。

ゴミの選別をする必要がある。
ただ、それは難しいので、なるべく名著や古典を読んだほうがいい。
なぜなら、評価が確立しており、ハズレ(ゴミ)を引く可能性が低いから。
読む時は、深く鋭く読む。 つまり、考えながら読みなさいってことですかね?
多読は、読むに値するか見極められる人がするべきこと。
そこに至ってないのにすることは、時間の浪費に近い。
内容をよく吟味せず、周囲に吹聴するのは意識高い系のお仕事。お仕事をとってはいけない。

仕事ができないから、コンプレックスを埋めるための読書はナンセンス。
結果としてできあがるのは、偏屈で扱いにくく、知っていることをひけらかして悦に浸る人になる。
某県の米○知事とか、小西○之議員とかみたいなやつを見れば、分かる気がする。

読書で得なければいけないのは、知ることではなく、人生を豊かにすること。

情報

情報には種類がある。

  • インフォメーション:情報
  • インテリジェンス:洞察や意思決定のできる情報

エンタメ系は、インフォメーションが主。生活に影響はない。
今後、重要になってくるのは、インテリジェンス。

人とは、もっとも優れた情報を提供してくる。
フィルタリングや文脈理解が高度で、重要な情報を効率的に教えてもらえる。
人と会って話を聞くことは、特異な情報を得る近道になる。

効率的な学びは、問を持つことが必須。
問を持つことで、思考が生まれ、高度な情報を導き出せる。
問を溜める習慣を付ける。
意識してやらないと、白昼夢のようにすぐ消える。

知識を使える武器に変える

情報を知識にするには、情報を汎化して使いやすい状態にする必要がある。
特殊な状況下でしか使えない武器は、対して役に立たない。

抽象化が下手な人は、専門バカである可能性が高い。
一定の局面にしか使えないため、本当の知性は得られていない。

知識をストックする際に考慮するポイント

  • 得られたもの
  • 特徴
  • 応用方法

創造性を高める知的生産システム

ストックした情報を活用するには、記憶に頼らないストックが必要。
キーワード、コンセプトだけ覚えて、詳細は外部記憶に保存して検索可にする。

知的ストックのメリット

  1. 現実問題を考える助けになる
  2. 常識を崩せる
  3. 創造力が上がる

創造は、組み合わせを変えることで生まれる。
つまり、四十八手は、増える可能性があるという認識でよろしいのでしょうか?

読書から知恵を得る方法

主張したいことを見極め、それが真実か検証し、重要だったらストックする。
結局のところ、考えることが重要である

なぜ教養が「知の武器」になるのか?

世の中は変わりやすいため、適応するための土台が必要だから。

歴史

学ぶことで、起こすべき行動の指針が得られる。
既に行動を起こして、結果が出ているのだから、そこから学べる

歴史を学ぶということは、表面的な事実だけではなく、内部のメカニズムを考えることが重要。
そこから得たものが、現実にいきてくる。
また、そこから得ることで、未来予測できる力が上がる。

経済学

市場のルールや価値の本質を見抜けるようになる。
その結果、市場を有利にして、利益を得ることができる。

哲学

疑い方を学び、否定と肯定を使い分ける力が身につく

考えると悩むことは違うことに注意

心理学

人間は合理的ではない。不条理を追求することが心理学。
経済学とは対極にいる存在だな。。。

音楽

全体を直感的に把握する力が身につく?
モーツアルトとベートーベンの話が面白かった モーツアルトは、トイレに入っている最中に楽曲ができた。
つまり、ウンコと一緒にメロディが出てきたわけか それに対して、ベートーベンは嫉妬に似た感情を覚えたわけね。

脳科学

人間が起こすエラーパターンを学ぶことが目的。
心理学に近い

文学

理解力の向上、人間性を高められる。
仮想体験することで、人生観の追体験ができる。その結果、人間性が上がる。

表現力の強化。つまり、比喩表現の強化。
悪用すれば、人身を惑わせる。対策のためにも知る必要がある。
この能力が高いのが、小池百合子な気がする。

宗教

思考・行動様式を理解できる。
人は不条理だが、宗教によって傾向が分かれる。
心理学に近い 日本人は、宗教もてるよね?だって、どういう行動を取りやすいのか、分析できるってことは、つまるところ、宗教をもっているのだろう
ただ、キリスト教ヒンドゥー教みたいに、名詞がついてないだけな気がする

感想

読み進めていると、矛盾しているところがある。
だが、大筋で学ぶ方法については同意。
結局のところ、考えて自分のものにすることが大切。

古典については、考えを改めないといけない。
新しいものばかりに飛びつくのは、土台がしっかりしてないとダメだな。
弱いところは補強しないと。