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【書評】ダークサイド・スキル

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

きっかけ

ダークサイドって言われると、魅力を感じる世代なのです。
ダークって単語を聞くと、ハートキャッチプリキュアのクモジャキーを思い出す。
もう、ダークって聞くと、その後の単語は、「な心に支配されるぜよ!」って脳内再生される。

まとめノート

7つのダークサイド・スキル

太字は、俺の考え。

U字型コミュニケーション

コミュニケーションって単語が気に入らんぜよ!

日本は、会議では互いの愚痴は言わないけど、会議の後に言う傾向が強い。
そして、それは部下に広まり、風の噂で流れて、ボトムアップで相手に伝わる。
こうした風土がある結果、相互不可侵な組織が形成される。

組織の中で重要なのは、中間管理職。
トップがすべて見切れるわけではないので、中間管理職の情報を信じるしかなく、組織を操作しようと思えばできてしまう。
トップよりも長く会社にいる可能性が高いので、先を見据えておく必要がある。

弱音を吐くこと≠実情を伝えること
勝ち抜くためには、冷静な判断とタイミングを知る。

上司への報告に必要なものは、調査・段取り・根回し。
実施するタイミングに気をつける。言い訳に聞こえるタイミングでの利用は、最悪の状態を招く。

評価は、成果をあげることだけではない。
失態を抑えることも評価するべき。
失敗から学んでいる人の方が、強く育ち、リスク勘定ができる。

結局、隠しても相手に情報は伝わる。愚痴をこぼす時は要注意

KYなやつを優先しろ

あうんの呼吸は、同質化を招く。
同質化した結果、すり合わせはしやすいが、異質なものを排除する傾向が強くなる。
そのため、新しい考えが出てこない。

同質化は、放っておくと、勝手に同質化する。
人は、フェストゥムのような性質を持っている。
多様性を維持するためには、同質化しないためのコストがかかる。

部下への直接指示は避ける。
なぜなら、バイアスがかかり、考えるのを放棄する危険がある。
相手に考えることを促すこと、考えた結果をいえる環境を作ることが大事。

ちなみに、KY発言がすべていいわけではない。
何も考えてないと、それはただの自己中。
ひんしゅくを買うことはさけ、適切なタイミングでする必要がある。

使える奴をてなづけろ

劇的なスキルアップは、難しい。
全知全能の神になるのは、無理がある。
結果を残そうと思うのなら、他人の能力を借りる必要がある。
他人を認めることから始めないと、人は集まらない。

知らないことは受け入れる。
知らない分野が何かをしり、そこに詳しい人を集めることが、強い組織を作るのに必要なこと。
弱いところを知って補強する

組織で重要なことは、手駒の数。
多くあったほうが、柔軟に対応できる。
将棋と同じで、持っている駒は多い方がいい。
ただ、駒だけ持っていてもしょうがない。打つタイミングを気にする必要がある

堂々と嫌われろ

意思決定することは、悪い決断もすることである。
悪い決断をしたくないから先送りにすることは、民主党政権みたいなものである。

意思決定とは、不十分な状況下でするもの。
十分に情報があり、迷う必要がないものは、決断と言わない。流されているという。

評価を気にすると、敵を作らないように動いてしまう。
結果として、悪い決断がやれなくなり、勝負時に勝負できなくなる。

煩悩に溺れず、欲に溺れろ

煩悩は、なくせない。
悪い方向に働かないように、自制心を持って制御する。

エロは命を救う
スティーブン・キングの短編集の解剖室みたいなことがあるかもしれない
エロは命を育むものでもある。なくてはならないものなのです。

踏み絵から逃げるな

リーダーの価値は、有事に決断できるかどうかで決まる。
リスクを取らずに失敗を避けることは、負けはしないが、勝ちもしない。

部下に使われて、使いこなせ

部下を使いこなすとは、意見を引き出させること。
そのためには、質問の仕方を工夫する必要がある。

リーダーシップとは、経験から強みと弱みを認識し、罠を避け、部下を思いやれば、自然と発揮される。

ダークサイド・スキルを磨くポイント

いつでも叩ける態勢を整える

自由な意見は、リスクがあるのでいいにくい。
そのため、保身に走ってしまう。

空気を読みすぎて、存在が空気にならないようにする。
意識的に思い切った発言をする必要がある。

黒子テツヤが存在感を示すために、強い意志と言葉と行動をしめしたように、空気にならないための努力もいるのだ!

決断の先送りは、何もやらないのと一緒であることを覚えておく。

人を操る3つの力

コミュニケーション力(意思疎通力)

人を動かすためには、ロジカルな説明が必須。
そのためには、財務表を読めることが大事。

上記3つを読めることで、事業のメカニズムが分かるようになる。
事件の気配を掴んだり、施策の有効さを紐付けることができる。
話すためのネタを見るける力にもなる。

先見の明を知るためだったり、振り返りをするためにも必要そう

硬軟織り交ぜて人を動かす「人間力

仲良くなってもいいが、緊張感は維持する。
関係を良好に保つには、配下メンバーを見る。
配下メンバーのキャリアを潰す選択は、極力回避する。

ナメられるのは、一番気に食わない!
特に、某となりの国にナメられるのは、腹が立つ!

リーダーとしての高い使命感

情報はすぐに拡散されることを理解する。
一定以上のポジションと影響力を持ったら、けじめをしっかり付ける。

自分の強さ・権威・背後にはる力が何かを理解する。
理解しないと、王様の耳はロバの耳や、虎の威を借る狐の虎と同じ愚行を犯してしまう。