LaTeX
Windows想定で説明
Mac使える人なら、たぶん説明しなくてもいいはず。
LaTexとは
環境準備
Tex
Installing TeX Live over the Internet - TeX Users Group
install-tl-windows.exe または install-tl.zip のどちらかを落とす。
install-tl.zip を落とした場合は、解凍後 install-tl-windows.batを実行する。
インストーラが起動したら、後は指示に従えばOK。
エディタ
基本、なんでもいい。
記述は、テキストエディタでも問題ない。
オススメは、VisualStudioCodeか付属品のTeXword editorがいい。
Atomもいいが、ターミナルがwindowsだと難しいので、あんまりオススメできない。
生成のコマンドを入力するので、ターミナル入力ができるエディタがオススメ。
PDF ファイルビューア
PDFファイルをロックしないものであればなんでもいい。
多くのサイトで進められているのは、SumatraPDFみたい。
PDFファイル生成方法
platex、dvipdfmxの実行
- platex {ファイル名}
- dvipdfmx {ファイル名}
platexを経由してPDFを出力する。
PDF以外にも出力できるので、他に出力したいものがアレば、こちらを使う。
ptex2pdfの実行
ptex2pdf -l {ファイル名}
一発でPDFを出力できる。
PDF出力をするなら、こちらを優先して使ったほうがいい。
数式関連
行内数式
数式は $ で囲む。
そすると、文字列が斜めに表示される。
別行立て数式
\begin{equation} \end{equation}
で囲む。
そうすると、文字列が斜めになり、行末に番号が割り振られる。
数式番号がいらない場合、
\[ \]
で囲む。
上付き文字
「c の2乗」のような上付きは c^{2} のように書く。 上付きが1文字だけの場合は c2 でも可
下付き文字
「a の i 番目」のような下付きは a_{i} のように書く。
下付きが1文字だけの場合は a_i としてもかまいません。
スペース
数式中では,いくら数値と単位の間に空白を入力しても無視される。
ローマン体
科学論文のルールでは,単位は斜めのイタリック体ではなく直立したローマン体で書く。
数式中の英字は通常はイタリック体になるが、\mathrm コマンドを使うとローマン体の英字を出力できる。
分数
\frac{分子}{分母}
で記述する。
円周率
\pi
は π
括弧
\left( …… \right)
は中身に応じて大きさが変わる括弧。
積分記号
\int
は積分記号 ∫
\int_{下限}^{上限}
平方根・立方根 (\sqrt)
文字列がかけないので、書かない。
使い方は、\sqrt{x}
総和・総乗 (\sum, \prod)
\sum は和の記号 ∑
\prod は積の記号 ∏
無限大 (\infty)
\infty は ∞
インフェルニティ使いなら一発で覚えられる。
三角関数 (\sin, \cos, \tan)
書いたそのまま。
対数 (\log)
これもそのまま
パッケージ(拡張機能)
パッケージを使って機能拡張できる。
基本的な機能は、既に容易されている。
パッケージのインストール
sty ファイルが用意されている場合
LaTeXがインストールされた配下か、パスがとおている箇所。
sty ファイルが用意されていない場合
dtx や insファイルから、sty ファイルが含まれたパッケージを生成する必要がある。
レポート
タイトル
\title{タイトル名} \maketitle
他にも
\author{著者} \date{日付} → 作成日
といったオプション的な内容の設定も可能。
章立て
\section{章名}
番号は自動的に出力される。番号が不要なら \section*{……}
にする。
段組み
二段組にしたい場合、文書クラスのオプションに twocolumn を加える。
\documentclass[twocolumn,(オプション)]{(文書クラス)}
オプションは省略可能。
箇条書き
番号を振らない箇条書き
\begin{itemize} \item {アイテム名} \item {アイテム名} \end{itemize}
番号を振る箇条書き
\begin{enumerate} \item {アイテム名} \item {アイテム名} \end{enumerate}
目次の付け方
\tableofcontents
文献リスト
\begin{thebibliography}{99} \item 出力内容 \end{thebibliography}
リンク
\label{ラベル名}
でラベリングし、\ref{ラベル名} でリンクを作成する。
\pageref{ラベル名}
で、指定したラベル名の\labelがあるページ数を出力できる。